オーストラリアンオープンの女子準決勝、大坂なおみ対セレナ・ウィリアムズの試合は、迫力ある試合でした。
まさに力と力のぶつかり合いでしたが、パワーもフィジカルも大坂なおみ選手が上回っていました。
ただ、スタートはすごく緊張したのでしょうね。大坂選手のセカンドサーブがネットの半分の高さへ飛んで行って引っかかったのには驚きました。よほどの緊張を想像できました。
スタートでもし、0-3になっていたら、絶体絶命でした。
しかし、あそこからよく精神的に持ち直して1-2、そして2-2にしました。
中村豊トレーナーが「今のナオミは心技体のバランス、方向性が定まっている」と教えてくれました。
中村豊トレーナーは、「彼女の丁寧さ(日本人らしさ)が、心技体それぞれの引き出しに幅を出している。」とメールをくれました。
その豊さんの言葉、そして試合が決まって握手をしにネットに歩きながらとても自然に数回セレナにお辞儀をしたナオミちゃんは、まさに日本人の心を持ったテニス選手で、私は日本人として嬉しく思いました。
(写真は昨年のオーストラリアンオープンの会場での私です。)佐藤直子