今年の始めから目の調子が悪くなり、ずっとお医者さんに診ていただいています。
以前は毎週でしたが、今は1ヶ月に一回のチェックとなっています。
私にとって、目は重要なので、ひどいことにならずに済んで、本当に良かったです。
今日は家の近くの女子大での久々の対面授業ですが、学生にも歳を重ねると目にもいろいろな問題が出てくることを教えてあげなくてはなりません。
以前も書いたような気がしますが、全仏オープンから帰るときのシャールズドゴール空港でレンタカーを返さなくてはいけないことがあり、車を返す場所が分からなくてその時応援に来てくれて車に乗っていた父に「地図を(昔なのでナビはありませんでした)見てよ!」
と言ったのに
「んー、そうだなあ。んーと。」とはっきりしないので、
「もう時間がないんだから!早く見てよ!」と叫んでしまったことがありました。
まさか、父が老眼で地図のような細かいものが見えないなどとは知らずの行動でした。
だいぶ経って母に「あの事件から、パパの自信が無くなったような気がする。」と言われて、なおさら私は落ち込み、傷ついて、父には本当に申し訳ないことをしたと反省しています。
授業前に出席を取るのに、最近の私も小さな字が見えないことがあり、女子大生にも、実はこんなことがあってねと話し、皆さんのお父さんお母さんもおそらくそろそろの時期ですし、皆さん自身も遠い将来そうなることをちゃんと知って行動しないと、私みたいな過ちを犯すことになりますよ。と、話すことにしています。佐藤直子