今日は神宮テニスクラブの室内で真鍋ちゃんと練習し、家に帰って靴を履き替えて自転車で東京ローンテニスクラブへ行きました。
ケンブリッジ大学のテニス部卒業生の女性を相手にダブルスをしました。
あるポイントで、私のパートナーのサーブを、彼女はリターンでダウンザラインに打ってきました。
ボレーにいた私のサイドを抜こうという作戦です。
私はそのボールを察知して決めました。
普通は、一回サイドを抜けないと、普通のテニスプレーヤーは次のリターンはだいたいクロスコートに打ってきます。
そして、それを読んで私がポーチに出たら、またストレート(ダウンザライン)に打ってきたのです。
どういう脳をしているのかなと思って。
勝負師だなと、感心してしまいました。
もう一つ、私がスライスサーブでジュースサイドを守る彼女のフォアハンド側に追い出して2回サービスエースを取りました。
すると、3回目のサーブでは、彼女が極端にフォア側に立ったのです。
東京国際大学のテニス部員に「レシーブでいつも同じ位置に立つと、相手はいつも同じ安定した気持ちで安心してサーブができます。重要なポイントでレシーブの立ち位置を変えることによって、相手に大きなプレッシャーをかけることになります。どんどんやってみてください。」と言っているのに、そのアドバイスを実行した選手はまだいません。結構勇気がいることなのです。
今日の彼女はそれをやってのけたので、私はまた、感心しました。
テニスって面白いでしょ?
テニスの試合は、相手とお互いの心の読み合いの勝負なのです。佐藤直子