私のテニスにおける長年の課題は、フォアハンドとサーブでした。
実は小学生の頃、中学生の始めの頃は、フォアハンドとサーブで試合を組み立てて居ましたが、ある時から突然、打てなくなり、また、サーブのトスが乱れ始めたのです。
ところが、この歳になって、やっとフォアハンドとサーブも結構良くなってきました。
今日、隣で練習されて居た八代さんに(私が子供の頃憧れていた青学の方です)「直子ちゃん、サーブ良くなったじゃない。このサーブがうん十年前にあったらねえ…」と言われました。
私も大笑いで、「そーなんですよ!ウインブルドンでこのサーブが打てれば、もっと勝てて居たのにねえ。」
でも、神様も意地悪ですねえ。昔ほどジャンプ力も落ち、思うように飛び跳ねることができなくなった今頃になって、やっと私にフォアハンドとサーブを下さるなんて。
でもきっと、松岡修造くんや、伊達公子さんに「良くなったから、見て見て」と言うと、「直子さん、昔と少しも変わって居ませんけど…」と言われそうな気もします。佐藤直子