私は毎日同じルーティンで生活をするのが好きです。
自分で変な性格かなと思うこともあります。
でも、これがテニス選手としては良かったのかもしれません。規則的な練習トレーニングは少しも苦ではありませんでした。
今は、朝起きてストレッチ、腹筋背筋腕立て体幹を済ませて、朝食を食べてテニスへ行く。
練習が終わってからシャワーを浴びてランチ。
その後、事務仕事や会議、または人と会ってお話しする。みたいなのが毎日の仕事です。
選手として海外遠征していた頃は、試合をこなしながら、負けたらすぐ次の国へ、勝ったらもう1日同じホテルに帰る。というような、しかも飛行機のアレンジや、次の大会のホテルの予約なども自分でやらなくてはならなかったから、そのあたりは不安で心配で、辛い部分でした。
その時は同じルーティンでというわけにはいきませんからね。
でも、あの頃がちょっと懐かしくもあります。あの頃は若かったからね。
昨晩、安藤証券オープン東京の決勝で大接戦の末負けた柴原瑛菜選手は、あの長い試合の後、すぐホテルに帰って荷物をまとめて次の大会のある岐阜へと向かいました。
できれば次の大会への移動はできるだけ早いほうが良いのです。そのお陰で、エナちゃんはもう今日から岐阜カンガルーカップのコートに慣れ、ボールにも、大会会場の雰囲気にも、慣れることができます。佐藤直子