珍しく映画を観ました。
「グラディエーター」です。
朝、真鍋ちゃんと朝練をして疲れていたので、寝てしまうかと思いましたが、迫力あり、しかも馬のシーンや戦いのシーンでは椅子が大きく揺れたり、顔に風が当たったり、背中を蹴られているようにボコボコと椅子の背が動くので、寝るどころではありませんでした。
そこで思い出したのが、私がフレンチオープンに出ていた頃、日本の男子選手の西尾くん、坂本兄弟が試合に負けて不愉快な思いのままパリの街に繰り出して、ふと目に入った「日本沈没」という映画の日本語の看板。
「映画館でも見ようぜ。つまらなかったら寝ればいいし。」と入ったそうです。ところがフランス語の吹き替えで、全く何を言っているのかわからず、しかも椅子がやたらグラグラと揺れたり、風がかかって来たりで、寝るどころではなく、「泣きっ面にハチだったよ。」と笑いながら話してくれたのを思い出しました。
それはもう40年ぐらい前の話ですから、今日の私ほど椅子の性能は良くなかったはずです。
今日の椅子は本当にすごかった。(笑)佐藤直子