佐藤直子official blog – 佐藤直子のテニスがすべて

私がオーストラリアンオープンダブルスで準優勝した時にパートナーだったパム・ホワイトクロスにラストエイトクラブ（過去のオーストラリアンオープンのシングルスでベスト8以上か、ダブルスでベスト4以上か、ミックスダブルスで準優勝までの選手が招待されるクラブ）に来たので、昔の仲間とわいわい懐かしの話をしました。

なんと、パム・ホワイトクロスは、今はすごく偉くて、オーストラリアン・オープンのディレクターです。

男子も女子も含めたディレクターです。

彼女がすべて仕切っています。

すごいでしょ？

良い友達を持ったものです。

今日は朝早めに起きて、ホテルのジムトレに行きました。

ランニングマシンで走ってウォームアップをしていたら、隣に来た女性が「OH!
NANA!」と言ったのでよく見ると、クリス・エバートさんでした。

私もジムトレをして偉いなと思いますが、クリス・エバートもBBCのテレビ解説の前にトレーニングに来るとは、偉いですね！

そして、今日は12番コートの第1試合の奈良くるみちゃんの応援、となりのコートのダニエル太郎くんを横目で応援しながら、そのまま12番コートの第2試合に入った日比野菜緒ちゃんの応援をしました。

今日は結構暑く、太陽光線もきつくて、試合している選手は勿論ですが、見ている方もフラフラでした。

残念ながら、三人とも負けてしまいました。

江口実沙ちゃんの試合を応援に行きました。

相手が手ごわい選手であったことは確かですが、実沙ちゃんなら勝てたはずの選手だったので、とても残念でした。

ちょっと思い切りが悪かったかな？

大切なところで弱気になったような気がします。

ただ、見てる側は何で見言えますが、試合している方は、風は強かったし、大変だっただろうと思います。

次回に期待しましょう！

何と私は今日、杉田祐一君の試合を見逃してしまいました。

4試合目だったので、かなり遅めだなと思って油断していたのです。

でも、勝ってくれたので、2回戦を応援します。

あれ？ソックに勝っているではありませんか！

すごーい！！！

夕食はロッドレーバーアリーナでナダルの試合を観ながらのハンバーガーでした。

私がハンバーガーとチップスの箱を持って、アリーナに入る会談に並んでいたら、みんなに「いい匂いだねえ」「おいしそうだねえ」<売ってくれない？」などと茶化されました。

ナダルはエストゥレラというドミニカ共和国の選手と対戦し、別格でした。

ドミニカ共和国からグランドスラム大会に出場したのは初めてのことだそうです。

試合はかなり見ごたえのあるものでしたが、スコアは簡単でした。

私は密かに今年も、ナダルとフェデラーの決勝になればいいなあと思っています。

西岡良仁君、６－３２－６６－０１－６６－２で勝ちました。

素晴らしかったですよ。

決してあきらめず、全てのポイントを全力で戦いました。

一回も捨てたポイントはないし、守る時と攻める時の切り替えが抜群でした。

ランチはホットドッグでした。

たかがホットドッグが10オーストラリアドルもして、実を言うと辛くてパンは乾いてスカスカだし、美味しくありませんでした。

でも、その香りは美味しそうで、ついつい買ってしまいました。

テニスの会場で売っているものって、すごくおいしいものは期待できないのはわかりますが、ちょっと残念でした。

ドンマイです！

今日の一日はキリンさんの観戦から始まりました。

以前にもこのブログで書きましたが、友達とWOWOWを見ていて、首の長い背の高い選手がやっていて「キリンさんみたいだね」「うわー、キリンさんのサーブすごいわ」などと言っていたところ、アナウンサーの方が「キリン・アンダーソンは現在…」と言ったので、私達は大笑い。「えっ？まさか本当にキリンさんじゃないよね！」と言っていたら、「キリン」ではなく「ケビン」だったのです。

それから、ケビン・アンダーソンのファンになり、そのテニスの魅力にも引き込まれたのです。

でるから昨晩ホテルで今日のオーダーオブプレイ（日程表）を印刷して貰ったとき、日本人の名前に線を入れた後、一番に線を引いたのがキリンさんでした。

今日はエドモンドと言うイギリスの選手と５セットめまでもつれ込み、誰かが「負けたと思いますよ」と言うのを聞きました。

高いレベルの、迫力ある試合でした。

せっかくメルボルンに来たのに、テニス会場だけではつまらないので、今晩は思い切ってミュージカル「アラジン」を観てきました。

いやー、勿論プロテニスプレーヤー達もすごいけど、ダンサー達もすごいなと感動するぐらい、迫力ある舞台でした。

いやー、なんでも極めると、すごいですね。

街中にAO（オーストラリアン・オープン）の登りがいたるところにあって、国を挙げてのオーストラリアン・オープンなのだと実感しました。

ジャパンオープンもこうなるといいのに。

こちらに来てから、いつもホテルの中で食べていたので、少し気分転換で、今日はメルボルンの中華街へ行きました。

私のお気に入りの飲茶の「小籠館」というお店です。

いつも列ができていて、けっこうお手頃値段のお店です。

やはり東洋人の私、久々の中華、美味しかったです。

添田君が予選の最終ラウンドで負けました。

しかしながら、とても積極的な安定した精神力でどうにかしようとし続けた立派なテニスでした。

きっと、デ杯のキャプテンをやったり、現在選手会長であったりすることが、添田君の精神力を強くしているようにも見えました。

ファーストは素晴らいプレーでとり、セカンドの始めにちょっとした心の隙間に相手のノバック選手につけ込まれ、そのまま押し戻すことができませんでした。

ホテルに帰ってから、偶然エレベーターで一緒になりましたが、負けた直後にも関わらず、とても礼儀正しくナイスガイでした。

彼みたいな選手がまだまだ頑張ってくれて、後輩に選手の取るべき態度を伝えてくれればいいなと思いました。