リオ・オリンピック 3位決定戦
R・ナダル K・ニシコリ
2-6、7-6(1)、3-6
試合前は不安で不安で仕方なかった
それは負けるのではないかという
不安を危惧したものではなく
金メダルを目指していたナダルが
その夢を絶たれ
蓄積された疲労とともに
モチベーションが下がって
しまわないかという不安だった
銅メダルへの執念
一度切れた集中力を
戻すには時間が足りなかった
精神的にも肉体的にもキツイ戦いだった
普通の選手なら
2-6、2-6で負けていたのではないか
試合には負けたけれど
第2セットのナダルらしい追い上げ
土壇場からタイブレに持ち込み
あのセットを取り切った
あの場面あの瞬間がピークだった
「錦織のプレーは素晴らしかった。エネルギーの限界だった。
持っている力は全て出し尽くしたよ。考えてみてよ、仮に100%の力が
出せる状況だったとしても錦織との対戦で勝つのは凄く難しいことだろう?
だから僕は4位という結果に満足しているよ。金メダルを目指して戦ってきたけど
それが敵わなかった。より強くなるためにもっともっと
やらなければいけないことがある。」
「ATPツアーの方がずっといいね。痛めていた手首の状態が悪く為らなかったことは
良かったことの1つだね。2ヶ月半プレーできなかった状況から復帰して世界最高の
舞台で最高の選手たちとしのぎを削れたことは嬉しく思う。」
「男子複で金メダルを取って国歌を聞くことができた。
だからといってじゃあ4年後の東京でまた勝てるかという話しじゃないよ。
健康でありさえすれば3年前の自分と比べても衰えているとは思わないけど
それがうまくできれば東京五輪にいくことができると思うよ。」
ナダルは4位で満足してるなら
それでいい
ダブルスで金メダルとったし
悔しい気持ち整理するの難しいけど
慌ただしく次の大会も始まる
また強くなって帰っておいで
ケガが悪化しないことを祈ってる
12分の中断について錦織は
「ウェアやいろいろ一式、着替えていました。」
ナダルがフラストレーション溜まっていたのも事実だし
負けたのも事実
そして勝って欲しかったのも本音
負けたナダルの背中を見るのは
やっぱり切ないから・・・
VAMOS!! RAFA!!