全豪オープン 準々決勝
R・ナダル S・チチパス
6-3、6-2、6-7(4)、4-6、5-7
「ナダル、ヤバいんじゃない 」
試合の終盤で夫が言う
「ヤバくないよ・・・」と言いながら
ヤバイどころか土壇場だった
久しぶりにドラマを見て泣いた
気分転換に本の続きを読もうとしたが
全く文章が頭に入ってこなかった
涙腺はかなり弱くなっていた
寝つきの悪い夜だった
寝苦しい一日だった
目覚めの悪い朝
負けるってこんなにも辛い事だったんだ
解説者はチチパスは足にきてるというが
私にはそうは見えなかった
リターンの時に「さぁ~、来い」とばかりに
両足を動かしている
若さというのはまだまだ伸びしろがあるという事だ
勝利後はまるで優勝したかのように
陣営まで行ってご褒美をもらう
グランドスラムで大逆転でナダルに勝ったのだから
その喜びは計り知れない
ばちが当たったのかもしれない
ジョコビッチがラケットを破壊したとき
「負けてしまえ~」と叫んでいた
Tennis365にログインが出来なかった
ブログも書けない状態が続いた
昨夜、書けなくて良かったのかもしれない
気を静める事が出来たし
恨み節を書かなくて済んだ
でも、悔しさはなくならない
なくならないどころか益々、大きくなるばかりだ
2セットアップからの逆転負けだもの
悔しくないわけがない
この敗戦は身も心にもこたえる
最悪のシナリオだった
その1ポイントが1ゲームが大きく左右した
ナダルらしくないミスが続いた
タイブレでの2つのスマッシュミスは痛かった
試合前の不安材料としては
チチパスが体力温存で進んできた事だ
接戦になって体力勝負になったら
34歳のナダルにはきつい
そして何よりも彼は若いし
日々、進化している
「3-1で勝たなきゃヤバイぞ」
特にファイナルセットは
ブルブル震えながら観戦していた
ラファエル・ナダル
人生は全てが上手くいくとは限らない
でも、これだけは言える
君がファイトし続ける限り
ナダルを精一杯、応援する
君の大きな背中には
夢と希望がたくさん詰まっている
テニスに対する姿勢
謙虚な気持ち
感謝を忘れないナダルを
心底、尊敬している
ナダルは私の元気の源
そして私のヒーローだから・・・
負けたからと言ってそれらはなくならない
むしろナダルへの思いは大きくなった
もうオーダーもスタッツも見なくていいんだ
悔しくてやりきれない
「受け止めて前に進むだけ。」
そう、ナダルも私たちも。
もう全豪オープンに興味はない
ただジョコビッチの9度目の優勝だけは
絶対に阻止しなければならない
「全豪オープンは僕の好きな大会の1つ。」
そう健気に言うナダルに
勝たせてあげたかった
大会10日目、
ナダルは全豪オープンから姿を消した
そんな水曜日の出来事だった
VAMOS!! RAFA!!