5月8日(金)、スペイン、マドリードで行われているマドリードオープン。錦織圭の準々決勝が行われ錦織は地元スペインの第7シード、プロデビュー戦から何かと縁のあるフェレールと対戦、6-4,6-2で勝利し4強になった。
「長いラリー戦になるのはわかっていたので、なるべく早くポイントを取るために、
フォアを使ったり、バックのダウン・ザ・ラインだったり、勇気を持って攻めた。」と錦織。
勝った錦織は決勝進出をかけて第2シードのマレーと現地20時(日本時間朝3時)に対戦する。
ⒸMutua Madrid Open マレーはマイアミ準優勝後、4月11日婚約者のキム・シアーズさんと結婚。前週のBMWオープンでは3時間を越える決勝戦を制し優勝、今充実している。
「マレーとはクレーでは初対戦。
長いラリー戦になると思うが、今日のようなプレーができれば勝つチャンスもある。」と錦織。
錦織対マレーの対戦成績は錦織から1勝3敗
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
<<マドリードオープン準々決勝詳細>>
〇4)錦織圭 6-4 6-2 ●7)D.Ferrer(ESP)
トスに勝った錦織はレシーブを選ぶ。
立ち上がりまだ調子が出ていない。
第2ゲームのサーブを落とすが、すぐにブレーク・バックした。
3-3、フェレールサーブの第7ゲーム、19回のラリー戦を錦織が制しデュースに持ち込む、
フェレールのショットがロングでブレーク・チャンスがくる。
フェレールはバックをネットに、錦織がブレークに成功する。(錦織4-3)
5-4、サービング・フォ・ザ・セットだが、
錦織はドライブ・ボレーをネット、
フォアをロング、
短いバックをネットするなど、15-40とピンチ。
だが、修造サーブ、などファースト・サーブを確実にいれてデュースにする。
こんなピンチな時にもファースト・サーブが入るのが強くなっている証だろう。
12回のラリー戦に勝つなどキープ、第1セットを取った。
第2セット
フェレールのサーブで15-40、
フォアにきたファースト・サーブを読んでいて、待ってました!とばかりにクロスに決めた。
いきないブレークスタートだ。
ところが続くゲーム、錦織はサービスキープに失敗する。
おいおい、大丈夫か?と思っていたが、
第3ゲーム、25回のラリー戦を制し、錦織がブレーク、2-1とする。
第4ゲーム、錦織、0-30となるが、4ポイント連取でキープ、3-1。
第5ゲームも15でブレーク、4-1。
第6ゲーム、30でキープ、5-1。
5-2、サービング・フォ・ザ・マッチは、
ボレーで決め、15-0、
逆をつき、30-0、
フォアの逆クロスを決め、40-0。
40-15のマッチポイントはファースト・サーブをボディーに打ち1時間12分で勝利を飾る。
「前に出てカットしたり、アプローチで前へ出たり
プレッシャーをかける意味で積極的に頑張って前に出て戦った。」と錦織。
大会データー ATP,WTA男女共催大会
大会正式名:Mutua Madrid Open
ATPカテゴリー:€5,113,730 ATP Masters 1000 マドリードオープン
WTAカテゴリー:€5,113,730 WTA Premier Mandatory マドリードオープン
56ドロー、レッドクレー
会場:La Caja Mágica
マドリード現地時刻(時差-7時間)
5/03-5/10. 2015
錦織は昨年決勝まで進出。その事により、錦織圭の夢の一つ「トップ10入り」、しかも9位をこの大会で確定させた。(「さらなる高みへ」ではp108からp111を見て下さい。)
<<準決勝>>
3)R.Nadal(ESP) vs 6)T.Berdych(CZE)
4)錦織圭 vs 2)A.Murray(GBR)
<<準々決勝>>
〇6)T.Berdych(CZE) 36 76(7) 76(1) ●16)J.Isner(USA)
〇3)R.Nadal(ESP) 63 64 ●10)G.Dimitrov(BUL)
〇4)錦織圭 64 62 ●7)D.Ferrer(ESP)
〇2)A.Murray(GBR) 64 75 ●5)M.Raonic(CAN)
<<3回戦>>
〇4)錦織圭 63 63 ●14)Bautista Agut(ESP)
<<2回戦>>
〇4)錦織圭 62 46 64 ●D.GOFFIN(BEL)
セリーナ・ウイリアムズ、シャラポアそして奈良くるみも本戦出場
女子シングルスドローPDF
土居美咲予選から挑戦
予選ドロー
錦織圭この大会後の予定:
5月11日からは
イタリアンオープン、
そして
5月24日からはグランドスラム大会である、
フレンチ・オープン と続く。