2015年男子ツアー最終戦、ATPツアー・ファイナルが11月15日(日)、ロンドンのO2アリーナで開幕した。
世界ランキング8位、2年連続ATPファイナル出場の錦織圭が初戦で世界1位のジョコビッチと対戦したが、残念ながら1―6、1―6で敗れた。
「ジョコビッチは強かった。
ショットの精度が高く、しかもライン際に入る。
まだまだ自分と世界一の差は凄く感じた。」
「ショックは大きい」と錦織。しかしこの苦い経験が錦織圭を育てていくのだろう。
ATPファイナルは総当たり戦なので、これで終わった訳ではない、勝った者同志、負けた者同志がセカンドラウンドで戦う。
錦織は現地17日(火)午後2時よりベルディヒと対戦する事になった。
試合スケデュール&結果
これに勝てばラウンドロビン最終戦のフェデラーとの成績次第で準決勝に進む事ができる。
勝負は何が起こるかわからない!!
頑張れ錦織圭!!!
錦織圭対ジョコビッチ 詳細
●錦織圭 1-6 1-6 〇ジョコビッチ
ジョコビッチのサーブで始まった。
左右に振り回しジョコビッチが最初のポイントを取る。
連続サービス・エースで40-0、
錦織ストロークをネット、ラブでジョコビッチはキープする。
錦織のサーブ、最初のポイント、
攻める錦織、ジョコビッチのロブが天井のスコアボードに当たりポイントを取が、
15回のラリーをネット、15-40とピンチになるが、デュースに持ち込む。
2度目のデュース、フォアをネットでサーブを落とした。
0-2、このゲームだけで7分かかっている。
15でジョコビッチがキープ、ジョコビッチ3-0とリード。
30-0、ラリーからネットにつくが、バックボレーをロング!惜しい!
攻めてはいるが攻め切れない。先にミスが出てしまう。
落ち着けと自分自身に言い聞かせるように、両手でラケット面をコート方に押す錦織。
2度目のデュースの末にやっとキープした。錦織1-3。
4ゲーム終わっただけだが、もう21分経過している。それだけ接戦でラリーが長い。
錦織、15-40からフォアのドロップ・ショットをネットしてしまい、1-5!
ジョコビッチのサーブではわずか3ポイント許しただけでキープ、
第1セットは6-1でジョコビッチが圧倒した。
第2セット
15-40とブレーク・ポイントを握られる。
30-40からフォアをネットで錦織は最初のサービスゲームを落とす。
ジョコビッチの第2ゲーム、ダブルフォルトなどあり、初めて3ポイント取り、デュースに持ち込む。
2度目のデュースの末にジョコビッチがキープ。
0-2となってしまったが、徐々に錦織も落ち着いてきたようだ。
それにしてもジョコビッチのディフェンス力は凄い。
ジョコビッチのできは80パーセント、
それに対して錦織は空回りが多く、50パーセントも力が発揮されていない。
やっと錦織に当たりが出てきた。
サーブをキープ、1-2。
1-3、錦織のサーブ40-30、
20回のラリー戦、フォアでダウン・ザ・ラインを先に攻められ、スマッシュを決められた。
デュース、フォアをネットでサーブを落とす。1-4!
ジョコビッチはサービスキープ、5-1。強い!
40-30のゲームポイントをダブルフォルト、デュース
逆をつかれ、マッチポイントを握られる。
リターンから前にきてバックボレーをジョコビッチに決められた!
ジョコビッチの横綱テニスに錦織の良さは発揮できなかった。
USオープン、北京、上海、パリと連続優勝、負け知らずのジョコビッチの強さが目立った試合だった。
ATPツアー・ファイナル
試合スケデュール&結果
<<スタン・スミス・グループ>>
1 ジョコビッチ 1-0
3 フェデラー 1-0
6 ベルディヒ 0-1
8 錦織圭 0-1
<<イリー・ナスターゼ・グループ>>
2 マレー
4 ワウリンカ
5 ナダル
7 フェレール
ATPFinalレースランキング
(記事 塚越亘 写真佐藤ひろし/TennisJapan)