日別アーカイブ: 2016年2月15日

錦織圭全米室内4連覇 ツアー11勝

2月14日(日)、Memphis Open(全米室内選手権)
錦織圭が、決勝でアメリカ期待の新鋭、18歳、テーラー・フリッツを6-4,6-4のストレートで下し、
K 2 (2)
大会史上初の4連覇を達成すると共にツアー通算11勝目を記録した。

<<決勝詳細>>
〇1)錦織圭 64 64 ●W)T.Fritz(USA)

テーラー・フリッツ、は昨年のUSオープンジュニアに優勝している。アメリカ期待の18歳。主催者推薦で出場してきた。
ツアー3大会目だが、期待以上の活躍、決勝まで進出してきた。
2014年には大阪市長杯ジュニアで来日、優勝している。
フリッツ ジュニア時代の全成績

錦織とは何度か練習している。
それは、毎年11月のシーズンオフにチャンコーチの元、錦織はカルフォルニアでトレーニングをはるが、その時の練習相手だったのだ。

錦織はその時の練習セットでは1度も勝ったことがない、
「油断すれば負ける。
自分のやる事に集中する。」と決勝前には言っていたほどだった。

試合が始まると、フリッツが7ポイント連取。
錦織のサーブでも0-40とされる。
30は取るが、ブレークされ、0-2。

勢いに押される錦織
錦織の調子もまだ60%ぐらいか?
サーブもキープされ、0-3とピンチに。

心配させる立ち上がりだったが、
第5ゲームで0-40。
30-40からダブルフォルトで錦織がブレーク・バックする。
さすが!!

フォアクロスのリターン・エースでブレーク・ポイントと掴み、
フォアで左右に振り勝ち、またブレーク、5-4とリードする。

セットポイントはTへのサービス・エース級を決め、6-4できっちりと締めた。

第2セット

1-2、15-40とピンチ。
デュースでもブレーク・ポイントを握られる

3度目のデュースで2-2とキープ、7分近くこのゲームはかかる。
このキープを境に錦織のペースに。

スマッシュを拾い、18回のラリーを制すなど、ブレークに成功、3-2とする。

ラブでキープ、4-2とたたみかける。

ラブでキープ、5-3

リターンを深く決め、15-40とチャンピオンシップ・ポイント
期待されるプレーヤーであるだけあってフリッツは2つのマッチポイントを逃れ、キープする。

5-4,サービング・フォ・ザ・4連覇。

フォアのドロップ・ショットを決め、30-15
バック深くへ、サービス・エースでマッチポイント!

チャンピオンシップ・ポイントは7回のラリー後、フォアのエアーKで決めた。

大会4勝はアメリカの偉大なジミー・コナーズ以来。(1978-79,1983-84)
4連覇は初めての事だ。

1976年から40年以上の歴史を誇るこの大会。
過去の優勝者はボルグ、コナーズ、マッケンロー、アガシ、エドバーグ、サンプラス、チャンなどなど、
優勝者リスト

大会正式名:MEMPHIS OPEN (全米室内選手権)
ATPカテゴリー:$693,425ATP Tour 250 Memphis
賞金総額:$693,425(8千400万円)
優勝賞金:$109,950(1千400万円)
準優勝:$57,910(700万円)
4強:$31,370(400万円)
8強:$17,875(200万円)
2回戦:$10,530(120万円)
1回戦:$6,240(70万円)
28ドロー、室内ハード
期間:2/8-2/14,2016
会場:Racquet Club of Memphis
メンフィス現地時刻(時差-15時間)

ライブスコア

<<決勝>>
〇1)錦織圭 64 64 ●W)T.Fritz(USA)

<<準決勝>>
〇1)錦織圭 36 63 63 ●4)S.Querrey(USA)
〇W)T.Fritz(USA) 26 63 64 ●R.Berankis(LTU)

<<準々決勝>>
〇1)錦織圭 62 64 ●M.Kukushkin(KAZ)
〇4)S.Querrey(USA) 63 64 ●Q)西岡良仁
〇R.Berankis(LTU) 76(3) 61 ●3)D.Young(USA)
〇W)T.Fritz(USA) 64 57 76(5) ●B.Becker(GER)

<<2回戦>>
〇1)錦織圭 62 75 ●R.HARRISON(USA)
〇Q)西岡良仁 61 63 ●I.MARCHENKO(UKR)

<<1回戦>>
〇Q)西岡良仁 63 64 ●J.Donaldson(USA)
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西岡良仁 見事厳しい予選突破
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(記事 塚越亘 写真Hiroshi Sato/TennisJapan)

カテゴリー: 錦織圭 | 投稿者塚越亘 12:25 | コメントをどうぞ