3月16日、カルフォルニア、インディアンウエールズで行われているBNP パリバ・オープン。
錦織圭がまたまた錦織圭らしいプレーでマッチポイントを握られながら大逆転勝ちを収めた。
4回戦で対戦した第9シードのJ.イスナーは身長2メートル8センチの大巨人。
第1セットはたった23分、なんと1ゲームしか取れずに錦織が落とす。
私も含め、ほとんどの人が、さすがに標高の高く、ボールのバウンスが高くなるこのコートでの勝負はイスナーが有利、錦織が負けてしまうのではと思ったことだろう。
ところが、ところがだ!
結果は1-6,7-6(2),7-6(5)で錦織圭が勝った!
ファイナル・セット、5-6、錦織サーブで0-30、
その時の逆を狙ったセカンド・サーブはあわやダブルフォルトか?と思われるサーブだった。(危なく0-40となるところだった)
30-30のラリー戦、13回目のフォアのショットはフレーム気味で大きくアウト!
30-40とマッチポイントを握られる。
こんな状況での大逆転勝ちだった。
松岡修造だったら、諦めていただろう。(修造ゴメンナサイ)
「第1セットを落とした時はメンタル的には最悪だった。
落とし方も悪かったし、相手が良かったというより自分のミスがほとんどだったので。」
「ミスを修正しないと試合に戻れないというのは分かっていたので。
不安がありながらの第2セットだった。
自分からミスしないようにもう少し高いボールを混ぜたり、もう少し安全に攻めるようにした。」
「ファーストサーブがちょっとずつ入ってきたので、そでキープできるようになった。
徐々にリズムを掴んで、セカンドを取ってからはだいぶストロークに自信が持てたので、より攻められるようになった。」
「イズナーのサーブに関しては90%くらい読みが外れていた。
セカンド・サーブのリターンでは中に入って打とうと思ったが、コースをボディーやワイドにミックスされ、ほぼチャンスが見えなかった。」
「タイブレークになり、ようやく何本か入ってくれた。
特に最後の2本はやっと読みが当たって良いリターンができた。」
と錦織。
イズナーの取ったゲーム数は18、錦織は3ゲーム少ない15ゲームだった。
準々決勝では第4シードのナダルと対戦する。
錦織圭出場の大会データー
大会正式名:BNP Paribas Open
ATP Tour 1000:ATPTour1000 Indian Wells
賞金総額:$7,037,595(約7.5億円)
優勝賞金:$1,028,300(約1.2億円)1000
準優勝:$501,815(約6千万円)600
4強:$251,500(約3千万円)360
8強:$128,215(約千4百万円)180
16強:$67,590(7百万円)90
3回戦:$36,170(4百万円)45
2回戦:$19,530(2百万円)25
1回戦:$11,970(百万円)10
錦織の場合2回戦からなので、$19,530(約200万円は確保)
大会会場:Indian Wells Tennis Garden
期間:3/10-20 2016
現地時刻(時差-17時間)
<<準々決勝>>
1)N.Djokovic(SRB) vs 7)J.Tsonga(FRA)
5)錦織圭 vs 4)R.Nadal(ESP)
10)M.Cilic(CRO) vs 15)D.Goffin(BEL)
12)M.Raonic(CAN) vs 13)G.Monfils(FRA)
<<4回戦>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 63 63 ●18)F.Lopez(ESP)
〇7)J.Tsonga(FRA) 63 62 ●11)D.Thiem(AUT)
〇4)R.Nadal(ESP) 67(8) 60 75 ●A.Zverev(GER)
〇5)錦織圭 16 76(2) 76(5) ●9)J.ISNER(USA)
〇10)M.Cilic(CRO) 75 57 62 ●8)R.Gasquet(FRA)
〇15)D.Goffin(BEL) 63 57 76(5) ●3)S.Wawrinka(SUI)
〇12)M.Raonic(CAN) 64 76(7) ●6)T.Berdych(CZE)
〇13)G.Monfils(FRA) 63 64 ●Delbonis(ARG)
<<3回戦>>
〇5)錦織圭 76(6) 76(5) ●30)S.JOHNSON(USA)
<<2回戦>>
〇5)錦織圭 63 63 ●M.KUKUSHKIN(KAZ)
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予選には杉田祐一、添田豪が挑戦したが
予選ドロー
奈良くるみ、ビーナス・ウイリアムズ破る!!
女子本戦ドロー
女子予選ドロー
次週は舞台は東海岸に移り、3月23日から4月3日までマイアミでの
Miami Openだ。