3月29日(火)、アメリカ、フロリダ州で行われているマイアミオープン。
錦織圭が8強になった。
フェデラー(3位)は体調不良で棄権。
2回戦ではワウリンカ(4位)とナダル(5位)が敗れる。
3回戦ではなんとマレー(2位)が敗れた。
その上4回戦での対戦相手になるであろうソンガ(9位)まで敗れている。
2,3,4,5位と錦織より上のランキングプレーヤーがいなくなった中、残っているのは1位のジョコビッチだけとなる。
俄然決勝進出のチャンスが広がる錦織、その先には初のマスターズシリーズ1000優勝も見えてくる。
先を考えたりする事が逆にプレッシャーになってしまうのではないか?と心配したが、錦織圭はそんな心配を吹き飛ばすように4回戦、スペインの粘っこいプレーヤー、世界ランキング18位のバティスタを6-2,6-4で一蹴しベスト8になった。
センターコートの最終試合、21時に予定された試合だったが、この日は熱戦が続き進行が遅れる。21時にはまだ前の女子の試合が接戦だ。
そのために、錦織の試合は1番コートでの22時からとなる。
コートも変わり、調整が難しいのでは?と心配されたが、
「(2,3回戦の酷暑に比べ夜なので)太陽もなく、身体には良かった。」と心配無用の錦織。
「相手の球が浅かったので自分からしっかり入って打てた。」
と出だしから素晴らしいプレーでブレークのスタート。
と思っていたら続くサービスゲームを落としてしまう。
しかしまた第3ゲームをブレークすると、そこから4ゲーム連取。
5-2の第8ゲームではこの日4本目のサービスエースを決め第1セットをものにする。
第2セットでも、最初のゲームでブレーク。
第5ゲームはブレークポイントを生かせず、
逆に第6ゲームではデュース持ち込まれたが、キープ。
そのままキープし、余裕のストレート勝ちで8強を決めた。
準々決勝では世界16位のG.モンフィス(29、仏)と対戦だ。
「やりにくい相手っちゃ やりにくい。
今日の試合見ていてもディフェンスが凄いなというのは感じた。
あまり攻めてこないし、ボールも深いので、自分からせめていかなくてはいけない。
崩し方を考えて試合に挑みたいと思う。」
対戦成績は錦織の1-0 芝のコートだったがファイナル・セットに縺れた接戦だった。
準々決勝は現地木曜日だ。
錦織圭出場の大会データー
大会正式名:Miami Open男女共催大会
ATP Tour 1000:ATPTour1000 Miami
賞金総額:$7,037,595(約7.5億円)
優勝賞金:$1,028,300(約1.2億円)1000ポイント
準優勝:$501,815(約6千万円)600ポイント
4強:$251,500(約3千万円)360ポイント
8強:$128,215(約千4百万円)180ポイント
4回戦:$67,590(7百万円)90ポイント
3回戦:$36,170(4百万円)45ポイント
2回戦:$19,530(2百万円)25ポイント
1回戦:$11,970(百万円)10ポイント
大会会場:The Tennis Center at Crandon Park
期間:3/24-4/03 2016
現地時刻(時差-13時間)
<<準々決勝>>
1)N.Djokovic(SRB) vs 7)T.Berdych(CZE)
15)D.Goffin(BEL) vs 18)G.Simon(FRA)
12)M.Raonic(CAN) vs 24)N.Kyrgios(AUS)
6)錦織圭 vs 16)G.Monfils(FRA)
<<4回戦>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 63 64 ●14)D.Thiem(AUT)
〇7)T.Berdych(CZE) 64 36 75 ●10)R.Gasquet(FRA)
〇15)D.Goffin(BEL) 75 63 ●L)H.Zeballos(ARG)
〇18)G.Simon(FRA) 60 61 ●L.Pouille(FRA)
〇12)M.Raonic(CAN) 60 63 ●D.Dzumhur(BIH)
〇24)N.Kyrgios(AUS) 76(3) 63 ●An.Kuznetsov(RUS)
〇6)錦織圭 62 64 ●17)BAUTISTA AGUT(ESP)
〇16)G.Monfils(FRA) 67(5) 63 63 ●26)G.Dimitrov(BUL)
マレー、ソンガ、フェレールなど敗れる!
<<3回戦>>
〇6)錦織圭 62 62 ●A.DOLGOPOLOV(UKR)
〇26)G.Dimitrov(BUL) 671 64 63 ●2)A.Murray(GBR)
〇17)Bautista Agut(ESP) 26 63 76(3) ●9)J.Tsonga(FRA)
〇L.Pouille(FRA) 67(1) 76(4) 75 ●8)D.Ferrer(ESP)
〇14)D.THIEM(AUT) 62 62 ●Q)西岡良仁
ナダル、ワウリンカ初戦で敗れた!
<<2回戦>>
〇6)錦織圭 62 76(4) ●Q)Pierre-Hugues Herbert(FRA)
〇Q)西岡良仁 64 64 ●21)F.LOPEZ(ESP)
〇Kuznetsov(RUS) 64 63 ●4)S.Wawrinka(SUI)
〇D.Dzumhur(BIH) 26 64 3-0ret. ●5)R.Nadal(ESP)
〇16)G.MONFILS(FRA) 63 62 ●Q)伊藤竜馬
西岡良仁、伊藤竜馬マスターズシリーズ初1回戦勝利
<<1回戦>>
〇Q)西岡良仁 63 64 ●L)J.DONALDSON(USA)
〇Q)伊藤竜馬 76(3) 62 ●N.MAHUT(FRA)
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西岡良仁 伊藤竜馬 見事予選突破!
予選ドロー
(記事塚越 亘 photo/HiroshiSato 協力内田暁、錦織清志)