8月12日(金)、リオ・オリンピック テニス7日目
錦織圭対フランスのモンフィスの準々決勝が行われ、錦織はマッチポイントをセーブし、7-6(4),4-6,7-6(6)で4強を決めた。
錦織がまたまたまたやってくれた。
ファイナル・セットはタイブレーク、3-6とモンフィスに3のマッチポイントを握られる絶体絶命のピンチに!
モンフィスは6-5、3回目のマッチポイントは勝負を賭けたダブルファースト・サーブを放つが、なんとダブルフォルト!
錦織は連続5ポイントを奪取し、3時間(正確には2時間53分)の激戦の末に、鮮やかな逆転劇を飾った!!!(photo ITF)
<<オリンピック準決勝の顔合わせは以下>>
3)R.NADAL(ESP) vs DEL POTRO(ARG)
4)錦織圭 vs 2)A.MURRAY(GBR)
錦織圭、1920(大正9年)アントワープ大会男子シングルス、熊谷一弥の銀メダル以来、96年ぶりのメダル獲得に挑戦する!
対戦成績 錦織圭 1-6 マレー
注目の準決勝は現地13日12時から、(日本時間13日の真夜中)だ。
準決勝オーダー・オブ・プレー
<<3時間の準々決勝詳細>>
〇4)錦織圭 7-6(4) 4-6 7-6(6) ●6)G.MONFILS(FRA)
お互いにサービスキープ、5-4錦織リード、
モンフィスのサーブで15-40、
そしてデュースでもセットポイントが合計3回あったが、
モンフィスがキープ。
タイブレークに
26回の長いラリー戦を制し、錦織は5-3とする。
が、次のポイントをダブルフォルト、5-4。
競り合うと思えたが、モンフィスは続く2ポイントをネット、
第1セットは錦織が7-4でタイブレークを制す
第2セット、最初のゲーム、
10回のラリー戦、錦織はダウン・ザ・ラインを決め、30-40とブレーク・チャンス!
デュース後に2度目のブレーク・チャンス、
モンフィスはフォアのドロップ・ショットをネット、大きなブレークだ!
ところが、錦織サーブの第2ゲーム、30-0から、
錦織に決められたようなドロップ・ショットを逆に切り返しポイントをとるモンフィス。
能力の高さだ。
デュースに。
3度目のデュース、
短いイージボールをネットしたモンフィスは罰ゲームととして腕立て伏せをする。
真剣勝負、緊張している場面なのに!
喜ぶ観客、楽しい奴だ。
6回目のデュースに!
バックのリターンに押され、錦織のボールはロング、モンフィス3度目のブレーク・ポイント
錦織、フォアをネット、ブレーク・バックされた!1-1
キープが続く、
モンフィスがキープし、4-3となったコートチェンジ
モンフィスは陣営にむかい、
「大変な試合だよ!!!!
参ったな!!!」とジェスチャーで語りかける。
エアーモンフィスを見せた!
アウトになったが、錦織のエアーKを越える大ジャンピング版。
40-30からモンフィスはサービス・エースを決め、モンフィスが5-4とキープ。
4-5、錦織、40-0とする。
5-5になると思えたが、ここから、モンフィスのリターン・エース
勝負をかけたショットが僅かにアウト!
モンフィスのフォアのクロスはスピンがかかりイン(デュース)。
バックのダウン・ザ・ラインを決め、モンフィスがセットポイント
錦織のフォアがロング、なんと錦織が40-0から5ポイント失い、このサーブとセットを落としてしまった!!!
勝負の怖さ!
凄い試合だ!
ファイナル・セット
第9ゲーム、モンフィスはサービス・エースで40-15、
攻められたが、トップスピン・ロブをモンフィスが決める。
5-4とモンフィスがリード
3時間に近い激戦!!!!!!!!!!!!!!!
6-6!!
タイブレーク
13回のラリーはモンフィス、錦織から0-1
セカンド・サーブを打たれ、バックをネット、0-2
バックをロング、0-3
サービス・エースで錦織から0-4となってしまう!
攻めるモンフィスはロブをバウンドさせ、グランド・スマッシュ、
角度あるスマッシュを打たずに錦織がカバーで動くだろうと、真ん中にスマッシュ、
しかし錦織はそれを読んでいて動かず返し、
劣勢からドップスピン・ロブで1-4とする。
あとから考えるとこのグランド・スマッシュの角度の選択が勝負を決めたのでは?と思ってしまう。
Tへサービス・エースを決められ、3-6とモンフィスにマッチポイントを掴まれてしまう!!!
絶体絶命だ!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォアで決め 4-6
ネットでボレー 5-6
モンフィスから6-5、3回目のマッチポイント、
モンフィスのサーブ、エースを狙うがフォルト!
なんとセカンド・サーブでもエースを狙い打ってきたがネット!
ダブルフォルトだ。6-6。
ドロップ・ショットからフォアのダウン・ザ・ラインを放つ錦織、
そのボールにモンフィスは横っ飛びジャンプで飛びつくがボールは跳ねられる、
錦織7-6とマッチポイント!
モンフィスのバックはロング
またもモンフィスにマッチポイントを握られながらも逆転勝ちだ!!
大会データー
リオ・オリンピック・テニス
オーダー・オブ・プレー
リオデジャネイロ現地時刻(時差-12時間)
錦織圭のオリンピック出場はこれが3度目。
1920(大正9年)アントワープ大会男子シングルス、熊谷一弥の銀メダル以来、96年ぶりのメダル獲得に挑戦している。
<<準決勝>>
3)R.NADAL(ESP) vs DEL POTRO(ARG)
4)錦織圭 vs 2)A.MURRAY(GBR)
<<準々決勝>>
〇DEL POTRO(ARG) 75 76(4) ●10)BAUTISTA AGUT(ESP)
〇3)R.NADAL(ESP) 26 64 62 ●T.BELLUCCI(BRA)
〇4)錦織圭 76(4) 46 76(6) ●6)G.MONFILS(FRA)
〇2)A.MURRAY(GBR) 60 46 76(2) ●12)S.JOHNSON(USA)
<<3回戦>>
〇DEL POTRO(ARG) 67(4) 61 62 ●ダニエル太郎
〇10)BAUTISTA AGUT(ESP) 64 76(4) ●G.MULLER(LUX)
〇3)R.NADAL(ESP) 76(5) 63 ●15)G.SIMON(FRA)
〇T.BELLUCCI(BRA) 76(10) 64 ●8)D.GOFFIN(BEL)
〇6)G.MONFILS(FRA) 67(6) 63 64 ●9)M.CILIC(CRO)
〇4)錦織圭 62 62 ●A.MARTIN(SVK)
〇12)S.JOHNSON(USA) 61 61 ●E.DONSKOY(RUS)
〇2)A.MURRAY(GBR) 61 26 63 ●F.FOGNINI(ITA)
<<2回戦>>
〇4)錦織圭 76(4) 64 ●J.MILLMAN(AUS)
〇ダニエル太郎 64 75 ●K.EDMUND(GBR)
〇15)G.SIMON(FRA) 76(3) 62 ●杉田祐一
<<1回戦NO.1ジョコビッチ敗れる>>
〇DEL POTRO(ARG) 63 16 63 ●1)N.DJOKOVIC(SRB)
〇4)錦織圭 62 64 ● RAMOS-VINOLAS(ESP)
〇ダニエル太郎 64 64 ●14)J.SOCK(USA)
〇杉田祐一 57 75 64 ●B.BAKER(USA)
男子シングルスドロー
ナダル/ロペス組 メダルに王手
男子ダブルス
女子 セリーナ・ウイリアムズ3回戦で敗れる!
<<女子2回戦>>
〇13)S.STOSUR(AUS) 63 64 ●土居美咲
〇3)G.MUGURUZA(ESP) 61 61 ●日比野菜緒
<<女子1回戦>>
〇土居美咲 63 64 ●G.VOSKOBOEVA(KAZ)
〇日比野菜緒 64 36 63 ●I-R.BEGU(ROU)
女子シングルスドロー
女子ダブルス ウイリアムズ姉妹1回戦で姿消す!
<<2回戦>>
〇KASATKINA/KUZNETSOVA(RUS) 64 16 61 ●土居美咲/穂積絵莉
<<女子ダブルス1回戦>>
〇土居美咲/穂積絵莉 60 06 64 ●2)Garcia/Mladenovic(FRA)
女子ダブルス
ドロー
錦織圭オリンピック後は、
8月15日からシンシナティーに出場、1週間空いて、
8月29日からは今年最後のグランドスラム大会、USオープンだ。
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