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惜しかったジョコビッチ戦詳細 マドリード

5月7日(土)、マドリードオープン、錦織圭は準決勝で世界一位のジョコビッチと対戦した。
ジョコビッチから5-4,40-0とマッチポイントを掴まれたが、そこを凌ぎ合計4度のマッチポイントを逃れブレーク・バックした。

惜しくも3-6,6-7(4)で敗れたが、
「チャンスがあっただけに悔しい気持ちがある。
細かいところの少しの差だと思う。
充実したテニスができた」と確かな手応えを感じた錦織だった。

錦織圭のテニスの魅力を世界にアピールした内容の試合だった。

<<準決勝>>
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●6)錦織圭 3-6 6-7(4) 〇1)N.Djokovic(SRB)

「ミスが少ない。
ディフェンスがありながら攻めてくる。
サーブも良い。」とジョコビッチのテニスの強さを認める錦織。

クレーコートシーズンでも「良いテニスができているので、自分のテニスで臨みたい。」とジョコビッチと対戦した。

お互いにサービスキープ、レベルの高い戦いが続く。

3-4、錦織サーブの第8ゲーム、
30-30から錦織はフォアのドロップ・ショットを放つ、
決まったか?と思われたが、ほんの少し惜しくもワイド! 30-40とブレーク・ポイントを握られる。
この試合初めてのブレーク・ポイントは凌ぐ。

が、デュース後、ジョコビッチにフォアの鋭角クロスイウナーを決められる。
2度目のブレーク・ポイント、錦織はフォアのクロスをワイドにし、ブレークされてしまった!3-5

5-3、ジョコビッチのサービング・フォ・ザ・セット、30-30、
フォアのクロスサーブ、錦織のリターンはフレーム、40-30とセットポイントを握られる。

8回目のショット、錦織のバックはネット
6-3でジョコビッチが第1セットを取る

ウィナーの数は錦織11に対してジョコビッチは9、
ブレーク・チャンスの数は錦織3に対してジョコビッチは2、
9回以上続いたラリー戦では錦織の10回勝ちに対してジョコビッチは1回、
と錦織の方が多く押し気味のゲーム展開だったが。

ただミスの数は錦織12に対してジョコビッチは5、ジョコビッチに守り抜かれてしまった。

サーブを落とした第8ゲームが勝負のあやだった。
0-15から線審のミスジャッジによるポイントのやり直しがあった。
そのポイント、錦織はベースライン上のボールを体勢を崩しながらも逆ショートクロスに決めていたのだ。
結局レットになってしまう。
ひょっとしたら、簡単にキープし、もっと縺れていただろう。

第2セット

ジョコビッチはドロップ・ショットからバックのショートクロス、錦織のローボレーはネット30-40とピンチ!
2度ブレーク・ポイントを握られるが、3度目のデュースの末に錦織キープ1-0

第2セットでは「じっくり打ち合う」作戦に変更したと言う。
得意のストロークで主導権を握り優勢になる場面が多い。

第5ゲーム、0-30から40-30となるが、ダブルフォルトでデュース
3回のデュース、フォアがロングで3回目のブレーク・ポイントを握られる。
左右に振られ、10回目のショットをバックのオープンに決められブレークされる。
錦織2-3、このゲームだけで約7分(6.51)かかる。

4-3ジョコビッチのサーブ15-30、
正面にきたファースト・サーブを膝を曲げ拝むような形でリターンした錦織、
ポイントは取れなかったが、凄いプレーに大拍手!

12回のラリー戦を最後はボレーで決めて取り30-40とブレーク・バックのチャンスがあったが、
ジョコビッチがキープ、大きく吠えるジョコビッチ。

第9ゲーム、錦織のサーブでデュース、
17回のラリー戦、前後左右ドロップ・ショットの応酬などありのポイントを錦織が取ると大拍手!
キープすると錦織に大きな拍手が、レベルの高い激戦が繰りひろげられている(錦織4-5)

ジョコビッチのサービング・フォ・ザ・マッチはクロスへのサービス・エースで始まる。
Tへサービス・エースで40-0とマッチポイント。

絶体絶命

なんどジョコビッチでも40-15からダブルフォルト40-30(この試合初めてのダブルフォルトがここで出た)
バックがロング、ジョコビッチは3ポイント連続ミス、
ジョコビッチでもこんな事ありなのか!

サーブに入る前にボールをつくが、その動作が長すぎるとウォーニングと警告がジョコビッチに!
12回目のラリー、錦織のフォアが惜しくもワイドに、4度目のマッチポイント!

24回目のラリー、錦織はバックでダウン・ザ・ラインに決めた!
またデュース

なんとここでジョコビッチがまたダブルフォルト!
錦織の粘りによるプレッシャーからだろう?
ざわめく観客

拾いまくる錦織、最後はバックのトップスピンロブを決めた!
凄い根性、4度のマッチポイントをしのいでブレーク・バック5-5だ!

タイブレーク

15回目フォアがロング 0-1

フォアをネット 0-2
フォア逆クロスで攻撃、ミニ・ブレーク・バック 1-2

ジョコビッチのフォアダウン・ザ・ラインがワイド 2-2
ジョコビッチリターンをネット 3-2

錦織バックリターンをネット 3-3
ジョコビッチ、ファースト・サーブからストロークでポイント 3-4

錦織攻めたがフォアクロスが僅かにワイド、3-5悔しがる錦織。
ジョコビッチのストロークがロング 4-5

ジョコビッチ、バックへサービス・エース 4-6 マッチポイント
16回目、深くへ攻められた錦織のバックがネット

惜しい!

錦織圭対ジョコビッチ全対戦成績

大会データー ATP,WTA男女共催大会
大会正式名及びhp:Mutua Madrid Open
ATPカテゴリー:€5,719,660ATP Masters1000マドリードオープン
WTAカテゴリー:$4,785,714WTA PremierMandatoryマドリードオープン
56ドロー、レッドクレー
会場:La Caja Mágica
マドリード現地時刻(時差-7時間)
5/01-5/08,2016

<<決勝>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 62 36 63 ●2)A.Murray(GBR)

<<準決勝>>
1)N.Djokovic(SRB) 63 76(4) ●6)錦織圭
〇2)A.Murray(GBR) 75 64 ●5)R.Nadal(ESP)

<<準々決勝>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 63 64 ●11)M.Raonic(CAN)
〇6)錦織圭 67(6) 76(1) 63 ●N.Kyrgios(AUS)
〇5)R.Nadal(ESP) 60 46 63 ●J.Sousa(POR)
〇2)A.Murray(GBR) 63 62 ●8)T.Berdych(CZE)

<<3回戦>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 62 61 ●15)BautistaAgut(ESP)
〇11)M.Raonic(CAN) 64 64 ●7)J.Tsonga(FRA)
〇N.Kyrgios(AUS) 76(5) 46 63 ●P.Cuevas(URU)
〇6)錦織圭 64 75 ●10)R.GASQUET(FRA)

〇5)R.Nadal(ESP) 64 62 ●S.Querrey(USA)
〇J.Sousa(POR) 61 67(3) 62 ●J.Sock(USA)
〇8)T.Berdych(CZE) 76(8) 75 ●9)D.Ferrer(ESP)
〇2)A.Murray(GBR) 64 62 ●16)G.Simon(FRA)

<<2回戦>>
〇6)錦織圭 62 36 75 ●F.FOGNINI(ITA)
シングルスドローPDF
シングルスドローnet版

錦織圭この大会後の予定:
5月9日からは
イタリアンオープン

初戦でV.Troicki(SRB)と10日火曜日に対戦する。
ドローPDF
ドローnet版

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

そして
5月22日からはグランドスラム大会である、
フレンチ・オープン と続く。

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(記事 塚越亘 photo/H.Sato)

カテゴリー: コメント, 錦織圭 | 投稿者塚越亘 12:43 | コメントは受け付けていません。