シャラポワが薬物使用でドーピング違反を犯し、現在15ヶ月の出場停止中ですが、来年春から国連の大使には復帰するそうなんです。
シャラポワのドーピングが故意でなかった事から2年間の出場停止処分が短くはなったのですが、そもそも何の薬物?
メルドニウムというものらしいのですが、それはなんだ?
メルドニウムとは、
代謝調整薬に分類される薬剤で、日本では馴染みがありませんがロシアなどで虚血性心疾患などの治療に使われています。心臓保護作用や体液性免疫の活性化作用などの他、心身的ストレスの軽減作用などをあらわす薬剤となっています。
だそうです。
メルドニウムは、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が規定する世界アンチ・ドーピング規定とやらで2016年1月から禁止物質における「ホルモン調節薬および代謝調節薬」の項目に追加となったそうです。
メルドニウムは、血液循環や心身的ストレスなどに対する作用から
競技能力の向上につながる薬
となるんだそうです。
実際にメルドニウムがCodeの禁止表に追加になった経緯は、競技力向上目的で競技者によって使用された事実があったからだそうなんですが、
ドーピングが発覚したのは、同月のオーストラリアンオープンです。
これは、本人というよりもチームスタッフの責任も大きいですよね。もちろん、本人が責任を取るんですが。
影響力のある選手だけに、処分も重かったのでしょう。