敬老の日 セリーナのメッセージ

９月１８日は敬老の日でした。我が家でも、子ども達がじいちゃん・ばあちゃんに絵を描いて送りました。

敬老の日は、もともと９月１５日で、兵庫県のとある村で敬老会を作って、その村だけで祝日にしたのが始まりだとか。１５年ほど前に、ハッピーマンデーを作って連休にしようという制度が始まって、現在の９月第３月曜日になったわけですが、実はアメリカにも「敬老の日」のような祝日があるのだそうです。Grand parent’s Day　と言い、９月の第２日曜日、孫が祖父母に対して勿忘草（Forget me not）を添えて感謝の気持ちを送るというものです。

アメリカのニュースサイト『People Babies』で、セリーナが母親に宛てたSNSのメッセージが取り上げられ話題になっています。SNSには先日誕生した娘の写真と、ウィンブルドンでの自身の写真を掲載し、Dear Mom, You are one of the strongest women I know. I was looking at my daughter (OMG, yes, I have a daughter ) and she has my arms and legs! My exact same strong, muscular, powerful, sensational arms and body. I don’t know how I would react if she has to go through what I’ve gone through since I was a 15 year old and even to this day…. と思いを綴っています。

全文を訳すと、

『親愛なるお母さん、あなたは私が知っている最も強い女性の一人です。 娘を見てると（OMG、はい、私には娘がいます）、私と同じ腕と脚を持っている！ まったく同じ、強く筋肉質で強力で感覚的な腕と体を。 １５歳から今日まで、私が歩んだ人生をこの子が通らなければならない場合、私はどう反応するのか分かりません。私は強そうだという理由から、男と呼ばれてきました。ドラッグを使っているのではとも言われてきました。女子ではなく男子に属していると言われてきました。なぜなら、他の女子選手よりとても強く見えたから（でもそれは違う。本当に一生懸命トレーニングしたし、生まれつき強い体。それは誇りに思っている）。でもお母さん、あなたがどうやってレポーターやアナウンサー、そして黒人女性のパワーを理解しようとしていない酷い人達に対して、怒りをあらわにせずいたかわかりません。見た目はそれぞれ違いますよね。曲線美、強さ、筋肉質、背の高さなどに違いはあるけど、みんな同じ女性。あなたはすっごく一流の母親です。私もそうなりたいと願っています。そう努めているけど、まだまだ長い道のりです。でも本当にありがとう。これから挑戦していかなければならない全ての苦難に耐えられるお手本になってくれてありがとう。私の赤ちゃんであるアレクシス=オリンピアにもお母さんが私にしてくれたのと同じように教えてあげたいです。そして、あなたが持っていた、同じ不屈の精神も持ちたいです。お母さん、これからもずっと助けてくれると約束してください。私がお母さんと同じくらい従順で強いかは分かりませんが、いつかそこへ辿り着きたいと思っています。本当に愛しています。』

とても心に染みるメッセージです。そして同じ子を持つ親として、同じ人間として考えさせられる手紙でした。もちろん、様々なニュースサイトがセリーナが受けて来た人種差別的な様々な発言のことにも触れています。それよりも、何よりも自分が母親になって、自分の母親に感謝をしながらも、自分の娘に対しての強い愛情を感じます。

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