名を残した主審パスカル・マリア

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最近のニュースで、パスカル・マリアという審判が引退し、多くの選手から感謝の言葉が送られているという記事があった。しかも、台北で行われた国際大会閉幕時に引退セレモニーが催されたそうだ。


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選手が引退することでニュースになることはあるが、審判が引退でニュースになるというのは大変珍しいことで、セレモニーまで催されるというのは、とても気にもなったので、パスカル・マリアという審判について調べてみた。

当然、日本のウィキペディアで出てくるわけもないのだが、『パスカル・マリア』で検索をかけると、意外と様々な記事が出てくるし、画像も結構見つかる。
取りためた大会録画を見直していると、決勝のチェアアンパイヤがパスカル・マリアということがよくあることがわかった。
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2008年ウィンブルドン決勝のフェデラー対ナダル、昨年のリオデジャネイロ・オリンピック決勝のマレー対デルポトロなど、世界大会で繰り広げられた名勝負の主審として携わってきた。今年のマイアミオープン、錦織圭対ジョコビッチの一戦もパスカル・マリアが務めていた。

1973年2月16日生まれのパスカル・マリアは、現在44歳。フランスのテニス国際審判員ということだが、世界で30人しかいないゴールドバッジという最高ランクのライセンスを持っている。それで、グランドスラム決勝の主審を務めることがよくあるわけだ。

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フランス、ニース出身で、ニース・ジオダン・テニスクラブでデビューし、経験と有能なジャッジが評価され、2002年全仏オープンで、初の決勝を審判して以来、グランドスラムにおいて、10回も決勝チェアアンパイヤを行った。

今後は、フランステニス連盟のために働くということであるが、国際大会からは姿を消すことになる。今後は、グランドスラム決勝のチェアアンパイヤにも注目してしまいそうである。

ライター:剛力健一


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