【メディア・リテラシー】
「情報リテラシー」について、前回4月22日のブログに掲載しましたが、
好評でしたので、「情報」について、さらに踏み込みます。
僕は今までの、特殊な世界での経験上、情報とは操作されるものと感じています。
ですので、情報とは、取り入れる人が判断し、活用するものだと強く、思います。
ですが、日本人は、情報リテラシー能力が少ない。
日本の教育制度上、「ない」と言っていいでしょう。
たとえば、日本での、新聞やテレビ等、メディアの信用度は、
一般財団法人 経済広報センター 情報源における意識、実態調査報告書 2013年8月 によると
http://www.kkc.or.jp/data/release/00000088
新聞で、信用度できる13%、やや信用できる44%で、合計57%、そこに普通30%が入ると、なんと87%の人々が、新聞からの情報をそのまま、ほぼまともに受け取っていることになります。
(ちなみに同じ合計%が、テレビ66%、ラジオ85%、雑誌90%、ネット93%、ソーシャルメディア62%)
さらに、新聞の影響性として、
一新塾代表理事 青山貞一氏 によると、
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama–col4018.html
米国のニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどの世界的な一流紙ですら、その発行部数はせいぜい100万~200万部、(中略)
これに対し、我がニッポンの場合は、読売新聞が約1000万部、朝日新聞が約820万部、毎日新聞が400万部弱、日経新聞が300万部弱、いずれも異常に発行部数が多く、
いわゆる全国紙はこれら読売、朝日、毎日、日経の主要4紙で2500万部を超えている。
日本の主要新聞の発行部数が欧米諸国と比べいかに巨大であるかがよく分かる・・・・・・・・・・・
となり、その影響力を窺がうことができます。
日本人は、まともに新聞、テレビ、雑誌の影響を受けるとも思える訳です。
これは、相当に怖いことだと思いませんか。
Wikipediaによれば、
メディア・リテラシー(英: media literacy)とは、
情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。
「情報を評価・識別する能力」とも言え、カナダ・イギリスおよびオーストラリアでは、カリキュラムに取り入れるよう国の政府が指定している。
アメリカ合衆国での扱いは、州によって異なる・・・・・・・・・・・・・・・
メディアは、正しいこと、みんながよくなること、真実をを報道するのではなく、
一般企業として、目先のお金や利権に操作された情報を流すことも多い訳です。
政治で例えれば、世の中をよくするのではなく、選挙で勝つための政治となる。
テニスで言えば、
(ここでテニスに来るか!)
間違った情報や、あっていない情報を選択することにより、怪我をしたり、可能性を潰したりと、マイナスに働くことがある訳です。
目先の勝利のために、上達するテニス、楽しいテニス、いろいろな人とできる世界が広くなるテニスが、情報の入れ方に寄って忘れ去られることもあります。
情報の何を選ぶかが、その人の「人生」や「テニス」を決めていくとも言えますね。