☆旧盆が来るとお婆~の話を思い出すね☆

IMG_0983

沖縄では亡くなっても、盆や正月や様々な行事の時は

魂が、生きてる人達と一緒に参加しているのだという

意識が強いんだよね。

 

だから、お盆になると、お婆、父、母、兄の魂が帰ってくるから、

仏壇に、亡くなった人数分のご馳走と

美味しい重箱を捧げて召上ってもらっている

 

残りを、仏壇からおろして、生きてる人が同じのを食べる、

こう言うしきたりって、昔は貧しいから、

こんな行事を作り、権力者達がおすそ分けをした

仏教の精神から、ユイマールっていう助け合う精神が生まれたかも

 

盆が終わる最後の夜は、帰っていく魂が悲しまないように

エイサーを踊ったり、花火を鳴らして、送り出す、

 

また、あの世で使うためのお金を用意し、燃やして

煙にして、天に届ける、

 

沖縄では、祖先を身近に感じている

うちのお婆ちゃんも、「お盆の時は海に入っちゃいけないよ!」

って、よく言ってた、

 

内緒で子供達で海水浴に行ったら、

海の底から、足を引っ張られて、溺れそうになった

お盆の時は、絶対に海に入らないし、他の子にも伝える、

 

沖縄では、大きな怪我や、訳の解らない病気や死は、

マジムン(魔物)の仕業だと考えていた、

 

全ての物には魂があり、魔物が魂を抜き取ると壊れる、

 

子供の頃、転んだりすると、お婆は、『まぶや~まぶや~』と

言いながら、転んだ原因のものから、傷口に拾って入れる仕草をする

 

これは、ビックリした時や、転んだ時に、

魂の一部が飛び出してしまうから、拾い集めていたんだね、

 

マブイ(魂)の一部が欠けるだけで、気力がでなかったり、

元気が無くなって、魔物にとりつかれやすくなるから、

そうなると『魂込め(マブイグミ)』と言う儀式をします、

 

マブイを落とした所にいって、お米や果物等をお供えして

『マブイグミ』を行います、

 

その際には、魔除けの『サン』を使用します、

『サン』はススキの葉先を結んで作る魔除けのお守りで

食べ物を移動する時や、しばらく置く時に魔物が寄りやすいから

邪気を追い払う為のものです、

 

一丁目パーラーで、ちんすこーやアップルパイを買ったら、

必ず、小さなサンとか、鶴とかが一緒に入っています、

 

道の突き当りや角には、魔物がたまりやすいので、

魔物も怖がる、石敢當と言う魔除けがあります、

 

石敢當は、中国のお相撲さんで、強すぎて神になったぐらいだから

名前を書いてるだけで、魔物も逃げ出すのです、

 

曲がり角や、突き当たりでは事故に遭いやすいので

魂をしっかり持ち、優しい心でゆずりあう、

そんな気持ちが大事ですよね~

 

昔の人は、気を付ける場所や、心を壊した時の対処方法

困った時に助けてあげる、力を合わせるを

行事を通して教えてたんですね(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

 


カテゴリー: テニスコーチ, ヒーローテニススクール | タグ: , , , , , , | 投稿者ヒーロー 03:54 | コメントをどうぞ

コメントを残す