沖縄では亡くなっても、盆や正月や様々な行事の時は
魂が、生きてる人達と一緒に参加しているのだという
意識が強いんだよね。
だから、お盆になると、お婆、父、母、兄の魂が帰ってくるから、
仏壇に、亡くなった人数分のご馳走と
美味しい重箱を捧げて召上ってもらっている
残りを、仏壇からおろして、生きてる人が同じのを食べる、
こう言うしきたりって、昔は貧しいから、
こんな行事を作り、権力者達がおすそ分けをした
仏教の精神から、ユイマールっていう助け合う精神が生まれたかも
盆が終わる最後の夜は、帰っていく魂が悲しまないように
エイサーを踊ったり、花火を鳴らして、送り出す、
また、あの世で使うためのお金を用意し、燃やして
煙にして、天に届ける、
沖縄では、祖先を身近に感じている
うちのお婆ちゃんも、「お盆の時は海に入っちゃいけないよ!」
って、よく言ってた、
内緒で子供達で海水浴に行ったら、
海の底から、足を引っ張られて、溺れそうになった
お盆の時は、絶対に海に入らないし、他の子にも伝える、
沖縄では、大きな怪我や、訳の解らない病気や死は、
マジムン(魔物)の仕業だと考えていた、
全ての物には魂があり、魔物が魂を抜き取ると壊れる、
子供の頃、転んだりすると、お婆は、『まぶや~まぶや~』と
言いながら、転んだ原因のものから、傷口に拾って入れる仕草をする
これは、ビックリした時や、転んだ時に、
魂の一部が飛び出してしまうから、拾い集めていたんだね、
マブイ(魂)の一部が欠けるだけで、気力がでなかったり、
元気が無くなって、魔物にとりつかれやすくなるから、
そうなると『魂込め(マブイグミ)』と言う儀式をします、
マブイを落とした所にいって、お米や果物等をお供えして
『マブイグミ』を行います、
その際には、魔除けの『サン』を使用します、
『サン』はススキの葉先を結んで作る魔除けのお守りで
食べ物を移動する時や、しばらく置く時に魔物が寄りやすいから
邪気を追い払う為のものです、
一丁目パーラーで、ちんすこーやアップルパイを買ったら、
必ず、小さなサンとか、鶴とかが一緒に入っています、
道の突き当りや角には、魔物がたまりやすいので、
魔物も怖がる、石敢當と言う魔除けがあります、
石敢當は、中国のお相撲さんで、強すぎて神になったぐらいだから
名前を書いてるだけで、魔物も逃げ出すのです、
曲がり角や、突き当たりでは事故に遭いやすいので
魂をしっかり持ち、優しい心でゆずりあう、
そんな気持ちが大事ですよね~
昔の人は、気を付ける場所や、心を壊した時の対処方法
困った時に助けてあげる、力を合わせるを
行事を通して教えてたんですね(⋈◍>◡<◍)。✧♡