低血糖。
中学生の頃から悩まされてきた。
これで試合を負けたこともある。
今でも忘れられないのが千葉県の準々決勝。
フォアが決まりまくって6-1 4-1から、低血糖、脚痙攣のスパイラルで負けてしまった。
審判にコーラをお願いしたり、エネルギーinを飲んでもダメだった。
まず低血糖になると、力が入らずフラフラしてきて汗が出たり震えてきたりする。
中学生の頃はなんだかわからなかったが、調子が悪いとしかわからず座り込んだり机に伏せていた。
先生は、「大した事ないのにそういうのを見せるな。」とか「辛いフリするな。」などと言ってきた。
だけど大人になってから、異常に血糖値が下がって危ないという事がわかった。
その度にブドウ糖を摂ったり、とにかくすぐに血糖値が上がるものを摂るようにしてきたがそれが体の癖になるから良くない事を教えてもらって、出来るだけ変動がなだらかになるようにすると血糖値スパイクが起きないことが自分の体をもって再確認できた。
だからできるだけエネルギーゼリーなどは普段飲まない。
砂糖のかたまりのようなものは悪循環してしまう。
小麦類ももちろんよくないし、食事は必ずサラダから食べ始めて炭水化物は終盤にもってくる。
1番ヤバいのは体調を崩して食事がとれない時。
スクールで新型インフルエンザなのに仕事に来たコーチがいて案の定僕ともう1人がうつされた。
くんなよって思ってたらやはり感染。
病院で点滴をうったのに外で低血糖で倒れてしまい、最後の力を振り絞って這いつくばって自販機まで行きコーラをガブ飲みしたことがあった。
死にかけたほんとに。
スクールで続けてレッスンに入ってると度々低血糖になり、コーチ室には低血糖対策でスニッカーズなど血糖値が爆上がりする物を用意してあるのだが、僕がレッスンしてる間にインフルエンザコーチが僕のスニッカーズを食べてしまったこともあった。
ひどくはなかったが低血糖になりながらレッスンをしなければならず、そのコーチは1度ではなく2度僕を殺しかけた。
漫画的に言えばこの俺を死の淵まで追いやった男はただ1人だけ。
文句言ったらお詫びにその人がやっていたマルチ商法のシャンプーをくれた。
いつもより髪がサラサラになった気がして許しそうになったが僕はスニッカーズを食べられてしまったことを忘れない。
なんの話だこれは!?
言いたかった話は、忙しくてほとんど食べれずナイター練習に行って最後フラフラになったら帰りの運転中やたらカツ丼食べたくなった。
美味そうなおもいものがどんどん浮かんでくる。
1つだけ裏技は低血糖になってからの食事は3倍美味く感じるのだ。
頭がおかしくなってるから意図せずにがっついてしまう。
サバンナのなかなか餌にありつけないライオンとかはそんな感じなんでしょうか。