ミスターTです。
今日は、ガット(ストリング)の中でも、ナイロンガット(シンセティックストリングとも言いますね)の話をします。
ナイロンガットは、大きく分けてモノフィラメントと呼ばれる中心の太い芯の周りに細い芯を巻き付けたもの(ゴーセンのミクロスーパーが代表格です)と、マルチフィラメントと呼ばれる細い繊維を束ねて一本のガットにしたもの(バボラのエクセルなど)に分けられます。わたくしのラケット(T.Fight300DC)に張ってあるガットは、マルチフィラメントのテクニファイバー・XR3です。
ガットには他にも、牛腸を用いたナチュラルガット、硬い素材を用い、耐久性を高めたポリエステルガット(縮めてポリガット)もありますが、ナイロンガットが趣味テニスプレーヤーには人気なようです。
ところで最近、ポリガットの中でもスピンガットと呼ばれるボールへのかかりを良くしてより高く跳ねるスピンを打てるのをウリにしたものが出てきました。スピンガットは、ガットの形状を変えたり、凹凸をつけたり、太さを変えたりする加工が必要なため、ポリガットでは見かけますが、ナイロンガットでスピンをウリにしたものに出会った記憶がありません。
今のテニスはスピンをいかに操れるかが楽しめるポイントになってきたので、ナイロンガットでスピンをウリにしたものが出てくるかもしれないですね。
ミスターTでした