ミスターTです。
伊丹憲一)本当にごめん。大博士さんの力になれなくて。
大博士)ワシも困ってんねん。なんとかならんのか?
伊丹憲一が大博士と話をしていました。
ミスターT)どうした、伊丹君。
伊丹憲一)実は、実家の酒蔵を今の代で畳むって昨日兄さんから連絡があったんだ。
伊丹憲一の実家は代々続く酒蔵で、今は伊丹憲一の兄が後を継いでいるのですが、どうも売り上げが芳しくなくて経営に行き詰まっていました。
伊丹憲一)兄さん夫婦には子どもがいないし、もともと小さな酒蔵だったから、いつかは廃業やむなし状態だったのさ。
大博士)そんな小さいことで悩むなや。で、伊丹の兄さんはどうするつもりなんや。
伊丹憲一)兄さん、まだ若いとはいえ再就職して出直すには厳しいしな、今まで先代の長男として高校出た後酒造りしかやってなかったから。
大博士)で、アンタも実家戻って就職先探すんか。
伊丹憲一)うん。実家戻るのか、東京で探すのかはまだ決めてないけど、どっちにしても就職先探すのは決まりなんだ。
大博士)そんな…頼むで…
伊丹憲一)僕だって大博士さんのもとで力になりたかったのに、それが出来なくなるなんて、謝らなければいけないのは僕の方なんだ。
大博士)いつになるかわからへんけど、またどこかで会いたいなぁ。
伊丹憲一)うん。またどこかで会いたいよ。
こうして、伊丹憲一はDチームを離れる決断をしました。
果たして、Dチームの明日は如何に。
ミスターTでした