パリオリンピック ダブルス 準々決勝
ナダル アルカラス 
クライチェク ラム
２－６、４－６
第4シードのアメリカ組との対戦
日本では深夜2時からだった為
仮眠して意気込んだ
ここを勝てばメダルも見えてくる
どうしても勝って欲しかった
しかし世界は甘くない
ナダルの一球一球にかける思い
フィリップシャトリエのボルテージも上がる
赤と黄のスペイン国旗が揺れていた
ナダルの最後のオリンピックが終わった
ラファエル・ナダル
2008年
ナダルのオリンピックは北京から始まった
あれから16年の月日が経っていた
誰よりも熱い
君のパフォーマンスは
私にとっては金メダルに値する
頑張ったことは
無駄にはならない
次のステージが始まるまで
ゆっくり休んで
また帰っておいで・・・
VAMOS!! RAFA!!
パリオリンピック 2回戦
R・ナダル N・ジョコビッチ
１－６、４－６
ダブルス 2回戦
ナダル アルカラス フリークスポール クールホフ
６－４、６－７、１０－２
ジョコビッチとの60回目の対戦
試合が始まる前から
ドキドキが止まらなかった
静まり返る会場
唇を嚙みしめるナダル
ラファコールに押されて
反撃ののろしを上げたのは
第2セット、０－４とされた後の
第5ゲーム、キープ
第6ゲーム、ブレーク成功
第7ゲーム、キープ
第8ゲーム、またもやブレークに成功
この4ゲームの事は
私は忘れない
私の中ではナダルが
クレーキングだから・・・
負けるのはいつだって悔しい
勝つ者、負ける者
どんな理由があるにしろ
ナダルは勝負の世界に生きている
悔しさを引きずってはいられない
ナダルは切り替えて
前だけを見つめていた
アルカラスとのダブルス2回戦に登場
ナダルはダブルスで望みを繋いだ
ナダル、汗が光る
ナダルにはもうダブルスしか残っていない
2時間22分の激闘の末
「アルカラファ」が準々決勝へ進出した
二人でコミュニケーションをとりながら
ナダル、リターンを決めてバモス！！
アルカラス、ドロップを決めてバモス！！
ナダル、スマッシュ決めてバモス
アルカラスもスマッシュ～でバモス
ナダルのダブルスって面白い
次はアメリカ組と戦う
ジョコビッチに負けて
撃沈して落ち込んでいたが
望みはまだまだ残っている
VAMOS!! RAFA!!
パリオリンピック 1回戦
R・ナダル M・フチョビッチ
６－１、４－６、６－４
パリの気温は２０度を示していた
日本時間の22時20分頃～
ナダルはシングルス1回戦を戦うために
燃える様な赤のウェアで登場した
対戦相手は初対戦の
ハンガリーのフチョビッチ 83位
ナダルは只今161位
全仏オープンでは不運にも
ズべレフと当たり初戦敗退
あれから約2か月
気分も新たに
ナダルがローランギャロスに帰って来た
第1セットを６－１で取った
第2セット、先にブレークされて
追いかける展開
土壇場の第9ゲームで
ナダルがブレークに成功し
追いついたが
第10ゲームでまたしてもブレークを許し
４－６で落とした
ナダル、自信を持って
切り替えて
しかしサービスゲームで
０－４０とか胃がキリキリと痛む
絶体絶命のピンチを切り抜けて
さぁ～、ここからまた頑張れ
頑張るしかない
今のショットで乗って行け
第10ゲーム、ファーストポイントが
フチョビッチに行って０－１５
センターにサーブ、フチョビッチ取れない
フチョビッチ大きくアウト、３０－１５
左右に振って、４０－１５
ナダルのミスで４０－３０
ナダル3本目のＤＦを犯してＤ
フチョビッチのサイドアウトに助けられ
ナダルにマッチポイント
ナダル、フォアのウィナーを決めた
ナダルがフルセットの末
勝った～～～
本当は省エネで勝ちたかったが
初戦で初対戦だったから
贅沢は言えない
ラファエル・ナダル
オリンピックは
君を輝かせてくれる場所
次戦はジョコビッチ
60度目の対戦が行われる
負けるな
VAMOS!! RAFA!!
パリオリンピック 1回戦
R・ナダル C・アルカラス ゴンザレス モルテーニ
７－６（４）、６－４
ナダルがオリンピックに帰って来た
舞台はパリ
ローランギャロス
今日はアルカラスとダブルスに挑んだ
試合時間が日本では
深夜2時からだったため
2時間ほど仮眠して
意気込んだ
対戦相手はアルゼンチンペア
ナダルの右太腿には包帯が巻かれている
順応性のあるアルカラス
技のナダル
二人のハーモニーが上手く起動し合って
第6シードを撃破した
ウェアはナイキ
ラケットもバボラ
情熱の赤のウェアに身を包み
「アルカラファ」は奮闘した
スペインの陣営には
フェレールがいる
アルゼンチンの陣営には
昔、ナダルとしのぎを削ったコリアがいた
第1セットはタイブレの末に
「アルカラファ」が取った
ナダルのウィナーが決まった
第2セット、６－４で獲った
MP、ボールをねじ込んだアルカラス
ナダルも嬉しそう
だから私も嬉しい
38歳のラファエル・ナダル
満身創痍だ
21歳のカルロス・アルカラス
オリンピック初出場
現地28日には
ナダルのシングルスが予定されている
対戦相手は
ハンガリーのＭ・フチョビッチ
戦えるか心配だが
ナダルは懸けていると思う
シングルス1回戦
果たしてナダルの姿は見られるだろうか。
VAMOS!! RAFA!!
VAMOS!! RAFA!!
会えないと思うと
余計に会いたくなるのは何故だろう・・・
ナダルに会えない毎日は
なんて退屈なのだろう。
人生には誰もが必ず通る
分かれ道がある
私の分岐点は2006年の初夏だった
その日の夜も眠れず
一人、考え事をしていた
つけっぱなしのテレビ
一人の青年に心を奪われた
その長髪の青年は右から左へ
懸命に走りまくって
筋肉のついた腕で
黄色いボールを必死に返していた
その熱い姿に夢中になり
時間を忘れ画面に釘付けになった
ウィンブルドンという大会の決勝で
ラファエル・ナダルと知ったのも
それほど時間はかからなかった
これはさすがに返せないだろうというボールにも
追いつき更に鋭角に決めてみせ
ガッツポーズをする
相手が芝の王者、ロジャー・フェデラーという事も
放送の中で知った
「一目惚れ」なんて
他の人がするものだと思っていた
大袈裟に言えば体中に電気が走った
あの衝撃は今でも忘れられない
それが初めてナダルを見たときの思い出
翌年の決勝もナダルとフェデラーの
好カードとなった
惜しくも敗れた時も
涙が止まらなかった
そしてまた決戦の時
2008年もナダルとフェデラーが
決勝へ勝ち進んできた
再びチャンスが巡って来たのだ
フェデラーのボールがネットした瞬間
ナダルは芝のコートにぶっ倒れた
辛い時はいつもナダルとの
衝撃的な出会いを思い出し
初心にかえる
あれから18年・・・
昔はスポーツに疎かった
ましてやテニスに夢中になるなんて
思ってもみなかった
バモスという言葉も
０をラブという事も知らなかったあの頃
ナダルのテニスに引き込まれていった
私が見るテニスの目は
ナダルの最高のプレーで成長していった
ナダルはいつだってその逆境から
這い上がって来た
内に秘めた情熱と
熱い闘志を燃やして
相手の心は折っても
決して自分は折れやしない
1ポイントへの執念
自分への妥協は許さない
ナダルへの想いは増える事はあっても
減る事はないのだから・・・
ラファエル・ナダル
「ラファエル・ナダルはテニス界が久々に手にした宝物だ。
神様のお恵みだと思わないといけない。」
J・マッケンローはそうナダルを評価した
同じマヨルカ出身のカルロス・モヤと
初めて練習をしたのは
ナダルが14歳の時だったそうだ
緊張していたナダルに
モヤは友達の様に話しかけてくれた
誰かのホームランや
誰かが決めるゴールもいいけど
私の魂が強く揺さぶられるのは
ナダルのテニスだけだ
ナダルのテニスが全てだった
そんな思い出のウィンブルドンは
7月1日に開幕する
が、ナダルは欠場
パリオリンピックに懸けている
ウィンブルドンはまた
長い長い大会になりそうだ
VAMOS!! RAFA!!
会えないと思うと
余計に会いたくなるのは何故だろう・・・
ナダルに会えない毎日は
なんて退屈なのだろう。
人生には誰もが必ず通る
分かれ道がある
私の分岐点は2006年の初夏だった
その日の夜も眠れず
一人、考え事をしていた
つけっぱなしのテレビ
一人の青年に心を奪われた
その長髪の青年は
右から左へ懸命に走りまくって
筋肉のついた腕で
黄色いボールを必死に返していた
その熱い姿に夢中になり
時間を忘れ画面に釘付けになった
ウィンブルドンという大会の決勝で
ラファエル・ナダルと知ったのも
それほど時間はかからなかった
これはさすがに返せないだろうと思うボールにも
追いつき更に鋭角に決めてみせ
ガッツポーズをする
相手がロジャー・フェデラーという事も
放送の中で知った
「一目惚れ」なんて
他の人がするものだと思っていた
大袈裟に言えば体中に電気が走った
あの衝撃は今でも忘れられない
それが初めてナダルを見たときの
私の思い出だ
翌年の決勝もナダルとフェデラーの好カードとなった
惜しくも敗れた時
涙が止まらなかった
そしてまたしても決戦の時
2008年もナダルとフェデラーが
決勝へ勝ち進んできた
再びチャンスが巡ってきたのだ
フェデラーのボールがネットした瞬間
ナダルは芝のコートにぶっ倒れた
辛い時はいつもナダルとの
衝撃的な出会いを思い出し
初心にかえる
あれから18年・・・
昔はスポーツに疎かった
ましてやテニスに夢中になるなんて
思ってもみなかった
バモスという言葉も
０をラブということも
知らなかったあの頃
ナダルのテニスに引き込まれていった
私が見るテニスの目は
ナダルの最高のプレーで成長していった
ナダルはいつだって逆境から
這い上がって来た
内に秘めた情熱と
熱い闘志を燃やして
相手の心は折っても
決して自分は折れやしない
1ポイントへの執念
自分への妥協は許さない
ナダルへの想いは増える事はあっても
減る事はないのだから・・・
ラファエル・ナダル
「ラファエル・ナダルはテニス界が久々に手にした宝物だ。
神様のお恵みだと思わないといけない。」
J・マッケンローはそうナダルを評価した
同じマヨルカ出身のカルロス・モヤと
初めて練習をしたのは
ナダルが14歳のときだったそうだ
緊張していたナダルにモヤは
友達の様に優しく話しかけてくれた
誰かのホームランや
誰かが決めるゴールもいいけど
私の魂が強く揺さぶられるのは
ナダルのテニスだけだ
ナダルのテニスが全てだった
そんな思い出のウィンブルドンは
7月1日に開幕する
が、ナダルは欠場
パリオリンピックに懸けている
ウィンブルドンはまた
長い長い大会になりそうだ
VAMOS!! RAFA!!
ナダル、誕生日おめでとう
1986年6月3日
この世に生命を受け
今年で38歳
生まれてきてくれてありがとう
2001年、15歳でプロになり
あれから23年・・・
22回、グランドスラムで優勝し
コートに大の字にぶっ倒れ
優勝カップを空高く掲げてきた
怪我に泣いたけど
それでも前向きなナダルを
尊敬し誇りに思う
テニスマガジンという雑誌の中に
「ナダルの肖像」というコーナーがあった
それを読むためだけに
約2年間、買っていた時期があった
2004年のローランギャロス
ナダルは左足を痛め
欠場せざる得なかった
ただ身分証明書を首から下げて
何日間かローランギャロスには通った
滞在中にカルロス・コスタにこんな事を言っている
「スザンヌランランコートと1番コートを結ぶ
通路を歩いていたときのことだ。
ラファは僕に突然こんな事を聞いてきたよ。
『カルロス、僕がどうして今年、故障して
プレー出来なかったか分かるかい？』
何も答えないでいるとラファはこう言ったんだ。
『僕はまだここでお呼びじゃないんだ。
まだ僕の出番じゃないから故障したのさ。
勝てる時が来なければ僕はここでプレーしちゃいけないんだよ。』
あんまり真面目な顔だったので何も言えなかった。
そんな事もあったから次の年にラファが実際にプレーして
優勝してしまった時、そのときの言葉を思い出して
鳥肌が立ったよ。」
また、一緒にいたジョルディ・ロバートには
「いつか、ここで死んでもいい。」
ローランギャロスはナダルにとって
子供の頃からの夢の大舞台だった
毎年のようにここで
誕生日を祝ってもらっていた
今年の誕生日は何処で祝うのだろうか。
ラファエル・ナダル
何処に居ても
誰と居ても
ナダルはナダルだ
ナダルには幸せになってもらいたい
ナダル、誕生日おめでとう 
今度は大会で
「おめでとう」が言いたい
VAMOS!! RAFA!!
全仏オープン 1回戦
R・ナダル A・ズべレフ
３－６、６－７（５）、３－６
今朝は目覚めの悪い朝だった
心はどんより曇り空
下を向いていたら
気持ちも下を向く
目線をたった1ミリ上げるだけでいい
花の都 パリの初夏・・・
275位、ノーシードのナダル
フィリップシャトリエにナダルが
2年ぶりに帰って来た
ドキドキ・・・ドキドキ・・・
隣の人にも聞こえてしまう程
心臓がバクバクと鳴り止まなかった
ナダルにとっては大きな意味のある
魔法のような場所
夢の大舞台
ローランギャロスを愛し
ローランギャロスに愛され続けてきた男
ラファエル・ナダル
初戦の相手は第4シード
A・ズべレフ、27歳、198㎝
午後10時12分、爽やかな水色のウェア
ミントグリーンのバンダナ、リストバンド
ナダルは登場した
出だしが肝心だった
チャンスは必ず来る
言い訳をせず
自分のプレーに集中する
ネットに出て圧力をかける
一球でも多くボールを返す
スペイン国旗が力強く揺れていた
ソファーに背中をつける事はない
常に前かがみ
それでも信じる事しか出来なかった
ガッツポーズを作って
自らを鼓舞して戦うナダルの姿
全ての魂を注ぎ込んで
今できる事をして
最後まで戦い抜いた
ナダルは立派だった
フォアの逆クロスがアウトになって
ナダルの全仏オープンは
終わりを告げた。
3時間5分だった
112勝4敗
たった「4敗目」のことだった
ただそれだけのこと
理想的ではなかったズべレフとの1回戦
ジョコビッチ、アルカラス、シフィオンテク
フェレールやトニの姿もあった
誰もが夢を見て
誰もが一目を置く存在
注目の一戦だった
バモスの言葉も
意味も知らなかったあの頃
ナダルに出会えて
人を思う気持ち
ふるさとを想う心
謙虚さと感謝
何よりも最後まで諦めない
精神論を学んだ
思えば去年の5月18日（木）
アカデミーで会見をして
その年のローランギャロスで
プレーしない事を発表
2024年はおそらくプロツアーでの
最後の年になると引退を示唆した
あれから約1年・・・
ラファエル・ナダル
君はこのままでは終わらない
終われないと言った方が正しいだろうか。
何度も何度も怪我をして
そこから幾度も這い上がって来た
ナダルを応援しているつもりが
今回も君から勇気と
ポジティブな言葉をもらった
「僕はこんな状況でも第2セットで
サービングフォーザセットがあった。
そして第3セットでもリードした場面があった。
つまりそこまで遠くはなかったんだ。
それが僕の感覚だ。
最後には自分のゲームと
自信を積み上げていく準備が出来ていた。
しかし目の前には非常にタフな相手がいたから
競争の時間はなかった・・・」
私たちの全仏オープン２０２４
負の感情だけが出てくる
長い長い大会になりそうだ
VAMOS!! RAFA!!
今月の26日から開幕する
全仏オープン
昨日、ドローが発表になった
ナダルの初戦は
第4シードのＡ・ズべレフに決まった
ノーシードのナダルにとっては
手痛い洗礼を受けた
だが、泣いても笑っても
これが最後の全仏オープンと言われている
7度勝たなければ優勝はない
「僕にとってはローランギャロスのタイトルを
狙える立場にいることが大切なんだ。
ここで何回連続だとか何回目の優勝だとか
そういった数字には全然、興味がない。」
ナダルはそう言っていた
「僕たちの世代はいずれ去って行き
新しい世代がまた出てくる。
来年、勝てるかどうかは分からない。」
プレッシャーと戦いながら
全力以上を尽くしてくれた
バルセロナ、コボッリ戦の前の会見では
「その価値がないと感じるまで
前進し続けていく。」
「前にも言った通り
最後は人生が自分の道を示してくれる。」
バルセロナ、12回優勝
モンテカルロ、11回優勝
マドリッド、5回優勝
ローマ、10回優勝
全仏オープン、14回優勝
これがナダルのクレーでの実績
まさにクレーキング
「赤土の王者」
土壇場からの
ナダルの這い上がりを
何度も見てきた
フォアの逆クロス
ボールがラインに吸い込まれる
予測はただの予想に過ぎない
その上を遥かに超えていく
ナダルの数々のスーパープレー
ナダルの代わりなど
いるわけもなく探せない
探す必要もない
「良い時もあれば悪い時もある。
でも人生は続く、僕のキャリアもね。
流れを変える為これまで以上に練習を重ね
進み続けるだけさ。
2009年に負けた時も終わりじゃなかった。
2015年にも負けたけど終わりじゃない。
これまでよりも努力をして
もっと強くなって戻って来るよ。」
敗北は敵ではない
敗北を怖れる心が敵なんだ
ラファエル・ナダル
君が選んだ道ならば
どんなに困難な事でも
乗り越えられる
燃える様なそのハートで
夢のような
あの瞬間をもう一度・・・
VAMOS!! RAFA!!
