月別アーカイブ: 2022年6月

 

 

　ウィンブルドン　1回戦　

R・ナダル　　F・セルンドロ

　６－４、６－３、３－６、６－４　　

 

ナダルが3年ぶりにウィンブルドンに帰って来た

昨日の朝は5時に目が覚めた

目覚めてから試合が始まるまで

ドキドキ＆ソワソワしながら

そのときを待った

午前中は義母の皮膚科に付き合い

ほとんど仕事にならず丸潰れだった

夕飯後は眠くて眠くて

2時間位の仮眠を取ったおかげで

頭も心もスッキリした

ロンドンは時折り風は吹くが

青空が広がっていた

日本時間の23時15分頃～

真新しい真っ白なウェアに身を包み

100周年のセンターコートに登場した

芝のコートでのナダルの

新たな挑戦が始まった

コイントスに勝ったナダルからのサーブで

試合は進んでいく

55分で先取した後も

47分で第2セットを奪って

2セットアップとしたナダル

いいぞ　いいぞ　その調子

ウィンブルドンは感心するほど

マナーも良いし

しかも何しろ芝がとても綺麗だ

2008年に初優勝して

2010年に二度目の優勝を飾ってから

実に12年が経過していた

クレーコートではクレーコートの

グラスコートではグラスコートの

戦術もプレーの仕方もまるで違う

初戦の相手は初対戦のフランシスコ・セルンドロ

23歳、41位、コート内に返すのが非常に上手い

どうかストレート勝利でと思った矢先に

第3セットは53分で奪われてしまった

一本一本、返して行こう

声出して行こう

運命の第4セット

先にブレークを許して

１－３からの第5ゲームもDになり

セルンドロにブレークポイントが行った

大ピンチだった

そこを切り抜けたナダル

我慢強く戦っていた

自分にスイッチを入れて

ギアを上げてナダルは奮闘した

怒涛の4ゲーム連取で逆転した

第10ゲームはセルンドロのサーブ

ナダルの強打に反応できないセルンドロ　３０－３０

ブレークしてくれぇ～～～

セルンドロがネットして　３０－４０

ナダルにマッチポイントが来た

ラリーからセルンドロがサイドアウト

ナダルが勝ったぁ～～

そしてナダルがバモスと吠えたぁ～～

最後の4ゲーム連取は圧巻だった

フルセットにならなくて良かった

3時間33分の攻防が終わった

「挑戦することを謙虚に受け止め

今の状況が完璧ではない事を受け入れる事が大事だ。」

　ラファエル・ナダル　

大袈裟なことを言えば

ナダルとの出会いによって

私の運命は大きく変わった

ナダルに出会わなければ

こんなドキ＆ソワ＆ハラも

知らないで人生終えていたもの

ナダルと出会って

これまでの価値観が変わった

あぁ、今日もナダルへの想いの

100分の一も伝えられなかった

次戦のナダルの相手はベランキス

クエリーをストレートで下し

勝ち進んできた

「何よりも自分は勝てると信じる事だ。」

己を信じて

前だけ見つめ

ウィンブルドンのレースを

駆け上っていけ

VAMOS!! RAFA!!

 

 

　ハーリンガム　（エキシビ）　

R・ナダル　　F・オジェ・アリアシム

　６－７（６）、６－４、３－１０　

 

エキシビなのに

ナダルが負けると悔しい

本気で悔しがったり

首を横に振ったり

ラケットの角度を確認したり

ナダルが真剣に戦えば戦うほど

私も真剣に応援する

オジェ・アリアシムとは

ウィンブルドンで順当に行けば

準々決勝で当たる

今年のナダルのドローが発表になった

１R　セルンドロ

２R　クエリー、ベランキス

３R　ソネゴ

４R　チリッチ、ファンデザンツフープ

QF　オジェ・アリアシム、フリッツ

SF　ベレッティーニ、チチパス

F　　ジョコビッチ

初戦のセルンドロ

なんか不気味だ

2回戦のクエリーも4回戦のチリッチも

ビッグサーバーで嫌な感じ

見れば見るほど

不安になってくる

憧れのウィンブルドン

ナダルと一緒に夢を見たい

どうかどうか芝がハゲるまで

勝ち進んでもらいたい

真っ白なウェアを着て

芝のコートで躍動するナダル

　ラファエル・ナダル　

ナダルに不可能という言葉はない

君とまた夢が見たい

夢を現実にする可能性を秘めている

夢は膨らむ

ウィンブルドンまで　あと2日・・・

どうか怪我なく

一戦一戦　戦えます様に。

VAMOS!! RAFA!!

 

 

 

　Giorgio Armani Tennis Classic （エキシビ）

R・ナダル　　S・バブリンカ

　６－２、６－３　

 

真っ白なウェアに身を包み

ナダルがエキシビに登場した

結果はバブリンカに勝利して

ウィンブルドンに弾みをつけた

このままの勢いで

24日（金）アリアシムにも勝とう

クレーから芝への調整は難しいが

順応性の高いナダルを見ていると

やはり期待せずにはいられない

現地の金曜日にドローが発表になる

どうかドロー運に恵まれます様に。

　ラファエル・ナダル　

それがエキシビでも

ナダルが勝つと嬉しい

本番のウィンブルドンまで

あと4日・・・

ケガなく良い調整が出来ます様に。

いつものように一戦一戦

VAMOS!! RAFA!!

 

 

 

ナダルが3年ぶりに

ウィンブルドンに帰って来る

真っ白なウェアを着て

芝のコートで躍動するナダルを

想像しただけで顔がニヤける

私にとっては

ウィンブルドンは

ナダルに出会った思い出の聖地だった

忘れもしない2006年

当時は名前の知らない

ある青年に釘付けになった

それはテレビで初めて見るテニス

仕事もプライベートも

上手くいかずに

一人悩み事を抱えていた

その青年は長髪でレフティーで

これは返せないだろうと思うボールを

更にすんごい所へ返してみせた

ナダルの魂のテニスに

引き込まれていった

ナダルに一目惚れした瞬間だった

負けた時は胸が苦しくなった

2008年に優勝した時は

余計に嬉しかった

そんな思い出のウィンブルドン

またあの季節がやって来る

「ウィンブルドンで良いプレーをするには脚に

低い体勢をしっかり支えられる強さ、

パワーを感じられるようでなければいけない。」

クレーと芝では調整が難しい

試合前はあれこれと

不安な材料を探しては

ネガティブになる

ナダルはいつものように

必ず突破口を見つけて

戦っていくのだろう

ナダルに出会った時の

あの衝撃は

今でも忘れられない

若くして友達が結婚したとき

「体中に電気が走った」

なんて言っていたけど

その意味がやっと分かった

もうあんな思いはしないんだろうな。

　ラファエル・ナダル　

人は一生のうちに

何度、恋をするのだろうか。

ナダルに出会って

人生観が大きく変わった

苦があれば楽もあるし

そんな中、楽しみを見つけ

精一杯　生きる

一度きりの人生

もう二度とは戻れない過去

未来は自分次第で変えられる

憧れのウィンブルドンまで

あと一週間と少し・・・

VAMOS!! RAFA!!

 

 

 

 

全仏オープンはナダルの優勝で幕を閉じた

あれから8日が経ったが

興奮状態はまだ冷めそうにない

余韻に浸りながら

仕事や家事をしている

この瞬間が好きだ

様々な試練を乗り越えて

ローランギャロスを愛し

ローランギャロスに愛され続けて来た

　ラファエル・ナダル　

誇りに思う

今年の全仏オープンは

私の中で一生涯

忘れることはないだろう

季節はクレーから

芝の大会へと移っていた

憧れのウィンブルドン

またあの季節がやって来る

2006年のウィンブルドン決勝は

私にとっては

ナダルを語るうえで

外せない出会いだった

一目惚れなんて

他の人がするものだと思っていた

あのプレースタイルと

最後まで諦めない精神は

見ている者を虜にする

ナダルのテニスにはドラマがある

例え負けていても

そこから逆転してくれるんじゃないかと

思わせる底力がある

ナダルの魂のテニスは

何度見ても飽きない

初戦の前日や

決勝の前日は

ドキドキ＆ソワソワして

眠れなくなるが

勝利した時の

あのスカッとした気持ち

何度、味わってもいいものだ

「グランドスラムは全部好きだよ。

だけどウィンブルドンはスペシャルだね。

どれか一つだけ勝ちたいと思う大会を

選べと言われたらウィンブルドンかな。」

その数年後

2008年、ナダルは夢を叶えた

　ラファエル・ナダル　

ナダルのテニスほど

夢中にしてくれるものはない

君の笑顔ほど

癒されるものもない

ナダルの大きな背中には

夢と希望が沢山

詰まっている

今後もナダルと

夢見る事を忘れない

忍耐強く

いつでも謙虚に・・・

VAMOS!! RAFA!!

 

 

 

 

 

 

　全仏オープン　決勝　

R・ナダル　　C・ルード

　６－３、６－３、６－０　

 

ナダルの目には涙があった

ここまで来るまで

決して楽な戦いではなかった

色々な思いが

こみ上げてくる

3月中旬には肋骨の疲労骨折

その為にモンテカルロと

バルセロナの欠場を

余儀なくされた

マドリードでアルカラスに破れ

ローマの3回戦では足を痛め

前哨戦では無敗のまま

ローランギャロスに乗り込んできた

主治医を帯同させて

ナダルの挑戦が始まった

大会最終日

いよいよクライマックス

決勝の日を迎えた

2005年の初優勝から

17年の年月を経て

ナダルはその舞台に立っていた

決勝の相手はノルウェーのキャスパー・ルード

23歳、8位、183㎝

クレーコートを最も得意としている

試合前はドキドキが止まらなかった

パリは午後3時すぎ～

開閉式の屋根は開いていた

ナダルが登場してから

試合が始まって

試合が終わるまで

ナダルは一切

手を緩める事はない

どんなにスコアに差が出ても

ナダルは終始、攻め続けた

ナダルはルードにプレーさせなかった

ルードの抵抗はナダルには届かなかった

ルードらしさは消えていた

ナダルは攻める気持ちを忘れなかった

ルードがナダルのバック側を

狙ってくることは分かっていた

ナダルのバックハンドのクロスも

ダウンザラインも質が高かった

それに加えてフォアハンドの逆襲もある

ルードからしたら

1ポイントが遠い

ナダルは水を得た魚のように

ポイントを積み重ねていった

そしてその瞬間が訪れた

第3セット、第6ゲーム

ルードが1ゲームも獲れずに

ナダルのチャンピオンシップポイント

バックハンドのダウンザラインを決めた～

ナダルは両手で顔を覆い

優勝の味を噛みしめた

嬉しくて嬉しくて

涙で画面が見えなくなった

嬉し涙のあとは

幸せな気持ちが訪れた

様々な思いがこみ上げてきた

ケガに苦しみ泣いた夜のこと

まともにテニスさえ出来なかったあの日

思えばナダルに一目惚れした

あのときから

これまでの思い出が蘇る

大袈裟じゃなくて

ナダルは私の活力に

必要なひと

ナダルを応援できる喜び

ナダルは優勝カップを

空高く掲げた

2年ぶりにナダルの元へ帰って来た

14度目の優勝

グランドスラム22回目の優勝

ナダル、本当に本当に

おめでとう

そして感動をありがとう

もうこんな時間

眠いはずなのに

眠れないことも知っている

こんな日が来ること

こんな幸せなこと

いつまでも続いて欲しい

そう願って止まない

　ラファエル・ナダル　

君が1秒でも1日でも

長く現役でプレーできます様に・・・

私の人生に

ナダルは必要不可欠なひとだから。

君を思いながら

ナダルを想いながら

過ごす日々は

私にとってはかけがえのないもの。

最後にもう一度

「おめでとう、ナダル。」

VAMOS!! RAFA!!

 

 

 

 

 

　全仏オープン　準決勝　

R・ナダル　　A・ズべレフ

　７－６（８）、６－６（Ret）　

 

ジョコビッチの牙城を崩して

最大の山場を

乗り越えてきたナダル

ここで負けるわけにはいかない

「ナダルが勝つ」

「必ずナダルが勝つ」

言霊ってあると思う

言葉に内在する霊力だ

言葉に宿っていると

信じられていた不思議な力

ナダルは今日も

我慢強く戦っていた

ズべレフ、25歳、3位、１９８㎝

6勝3敗、10度目の対戦だった

東京オリンピックの金メダリスト

一方、ナダルも北京オリンピックの金メダリスト

この試合の行方を見守った

6月3日に誕生日を迎え

36歳になったナダル

はじめから凄い汗だ

いきなりナダルがブレークされた

キープされて　０－２

第8ゲームでブレークバックに成功した

ブレーク後のキープは必須だった

タイブレに突入した

ナダルからのサーブ　ズべレフがアウト　１－０

ナダル、リターンが返らない　１－１

ズべレフがアウトでミニブレした　２－１

ナダルがネットにかけて　２－２

ナダルがボレーをアウトして　　２－３

ナダルがアウト　２－４

ナダルがネットして　２－５

ナダルのボールが返らず　２－６

ワイドサーブのエースを決めた　３－６

ズべレフのボレーミスで　４－６

ナダルが渾身のフォアのクロスで抜いた～　５－６

ズべレフがアウトして　６－６

ナダルがフォアのダウンザライン決めて　７－６

ナダルのボールがアウト　７－７

ズべレフがネット　８－７

ナダル　アウトして　８－８

ズべレフのボールが返らない　９－８

ナダルがフォアのウィナーを決めた　１０－８

1時間38分を要して先取した

この収穫が大きかった

第2セットはブレーク合戦となった

今度はナダルがいきなりズべレフのサーブを

破ってみせた

しかしブレークバックを許す

第12ゲーム、ナダルのサーブで４０－３０～

ナダルのボールを追いかけ

ズべレフが大転倒してしまう

右足首を捻って車椅子で退場し

メディカルタイムアウトを取る

その後、松葉杖で戻ってきたズべレフは

試合が続けられずに棄権となってしまった

ここまで3時間13分

5時間の試合を覚悟していたが

残念な幕切れとなった

「スーパータフな試合だった。

3時間を超えたのにまだ第2セットも

終わっていなかったんだ。

彼が今日の様にとてつもなくハイレベルなプレーをすると

ツアーの中でも一番難しいチャレンジになる。

この状況で多くを話すのは難しい。

皆も知っての通り僕にとっては

またローランギャロスで決勝の舞台に

立つという事は間違いなく大きな夢だ。

それと同時にこんな終わり方は・・・。

実は今コートに戻って来る前小さな部屋で

サーシャと2人で一緒にいたんだ。

彼が泣いているのを見るのは辛かった。

とにかく早い回復を祈っている。」

決勝の相手はルードになった

23歳、8位、183㎝

あと一つ

「ナダル、誕生日おめでとう」

そして決勝進出　おめでとう

VAMOS!! RAFA!!

 

 

 

　全仏オープン　準々決勝　

R・ナダル　　N・ジョコビッチ

　６－２、４－６、６－２、７－６（４）　

 

ナダルｖｓジョコビッチ

28勝30敗で迎えた

59度目の対戦は

全仏オープン準々決勝の

舞台で実現した

壮絶な戦いだった

ナダルはよく走り

よく守り、よく攻めた

打たれる前に打て

弱気になるな

ナダルは昨年の借りを返した

ナダルの意地と

底力をみた一戦だった

大好きなローランギャロスで

最後はナダルの気持ちが上回った

勝ちに行ってナダルが勝った

これは大きな勝利だった

口を揃えて皆が言う

ジョコビッチ有利だと。

そんな中、コスタは

ナダルかアルカラスが勝つと予想した

これまでの試合時間の合計は

ナダルが10時間43分

ジョコビッチが8時間13分だった

2時間半、ナダルの方が多かったが

それを思わせないナダルの動き

ナダル本来の躍動感だった

この勝利でナダルは

ジョコビッチとの対戦成績を

29勝30敗と差を縮めた

勝者は我らがナダル

涙は特別な時のために

とっておきたかったけれど

こらえる事が出来なかった

嬉しい涙は清々しくもある

いま、ホッとしている

準決勝の相手はズべレフ

アルカラスを３－１で破って来た

心も身体もしっかりケアして

次も大きなチャレンジと思って

挑んで欲しい

スペイン国旗が大きく揺れていた

ここまで来たら

言葉はいらない

ナダル　負けるな

VAMOS!! RAFA!!