こんにちは
内藤です
どうですか?
トップスピン
出来ていますか?
今週はバックハンドのトップスピンですね
たまにね
「今週はバックスピンかー」
とか正気の沙汰とは思えないことを口にしている方がいますが・・
バックハンドのスピンです
バックスピンではございません
そんなんテニスではしません
(たまたまなるときはありますが・・)
でもそういうね
あまり登場しない変わったショットをテーマにしても面白いでしょうね
「今週のテーマは股抜きショットです」
「股下70㎝以下の方は受講出来ません」
「はい、ではラリーです 基本的に股抜きショットで返してくださいね」
大変なことになるでしょうね・・
股抜きショットを股抜きショットでし返す、みたいな・・
最初からネットに背を向けて構えないといけないでしょうね・・・
そういうときに限って体験の方とか来そうやし・・
「当スクールでは毎週テーマを設定しております」
「今週は何ですか?」
「股抜きショットですね」
「それはまたクレイジーなテーマ設定ですね」
「そうですね」
「テニスの醍醐味を知ってもらおうとしているのですが、
もはや原型を留めなくなってきました」
「来週は何ですか?」
「バックスピンです」
「バックハンドのスピンですね」
「いえ、バックスピンです」
「使いますか?」
「いいえ、使いません」
「それはまたクレイジーですね」
「ですね」
・・・
ドロップショットくらいは取り入れてみてもいいかもしれませんね
考えておきます
でね
バックハンドのスピンを皆さん頑張ってたんです
昨日のレッスン
私は中級をしていたのですが、
横のコートで劉コーチが初中級のレッスンをしていたんです
マンツーマンのラリーのときです
「途中でスイングを止めると回転がかかりにくいので、しっかり振り切るアルよー」
頑張って回転を試みるA元さん
「そうです 深く打ちたいので大きくスイングするアルよー」
劉コーチがね
しっかり柔らかく振り切って
体を使って深く打ちましょうって指導していたんです
次の瞬間
「うわー どうしたアルかー!」
ビックリした私は慌ててそちら側を見ました
すると・・
A元さんのそばに寄り添うように1つのボールが・・
「と・とめた・・あの人ボールを止めたアルよ・・」
そうです
振り切れ
回転をかけろ
と言われていたにもかかわらず
前から飛んできたボールを
あろうことか止めてみせたのです
私はその瞬間を見れなかったので
現場に居合わせたK村さんに当時を振り返ってもらいました
「そうですねー」
「本当に一瞬の出来事でしたよ」
「ラケットを巧みに扱って、地面にピタリと止めたんですよ」
「あの人は私たちの想像をはるかに超えますからねー」
すごいですよね
スピンをかけるよりよっぽど難しいですよ
それでね
皆にやいやい言われてたんです
「何をしてんだ」
「なぜ止めた」
「この問題児がー」
さすがに可哀想だなと思ってたんです
そしたらね
次の私のレッスンのとき
「バックハンドのスピンです」
「まずは回転をかけましょう」
「しっかり振り切ってください」
ドンっ!
A元さんが打つときに鈍い音が響きました
次のショット
私は目を疑いました
皆に責められたA元さん
もう二度と止めてはならないと思ったのでしょう
フルスイングしたラケットで自分の背中を叩きつけていたのです
次のボールも・・またその次も・・・
何球も何球も
泣きながら自身の背中を叩きつけ続けたのです
「A・・A元さん」
「いいんです 放っておいてください 私にはこれくらいしか・・・」
たぶん背骨が3ヵ所くらい折れていたと思います・・
これね・・
全部本当の話ですからね・・・
「そうなんですよー」
「私もビックリしましたよ」
・・・
頑張ってスピン打てるようになりましょうね
では
へばね~