こんにちは。
今、全豪オープンがオーストラリアで開催されています。
そこで、自分の思い入れのある選手が、大活躍しているので、お伝えします。
その選手は、謝淑薇(シェイ・スーウェイ)といいます。
彼女は、WTAダブルスランキングで2014年に世界No.1になったことのある選手で、シングルスの現在のランキングは88位、最高位は2013年の23位なのですが、今年の全豪オープンの1回戦で、予選勝ち上がりで中国のZhu Linに勝つと、その勢いで2回戦、なんと第3シードのMuguruza(ムグルザ)に、7-6(1)、6-4で勝利してしまったのです!
この謝淑薇という選手ですが・・、
実はビッグKで3年間育てた選手なのです!
自分が初めて海外遠征をした(過去の記事を参照してください)バングラデシュで、飯島と準決勝で戦った選手が、この謝淑薇でした。当時のことを、本当に良く覚えています。
それはそれは小さな少女だった謝淑薇は、13歳でこの大会に出場し、16歳の飯島相手に接戦ながらも随所で圧倒し、見事に勝ち上がっていきました。
本当に賢い試合展開で、飯島がどうやったらこの選手に勝てるか、当時本当に悩みました。
細身の身体ながら、小気味よいテンポで打ち合い、相手のショットをカウンターで攻めていくスタイルは、当時も今も変わっていません。
その後、何度か対戦しましたが、やはり勝つことは出来ませんでした。
その数年後、縁あってビッグKを頼って東京に来て、畠中校長の家で下宿しながら練習することとなります。
その当時、レッスン態度はお世辞にも良いとは言えず、練習を中止させたことも何度もあります。
ですが、心を入れ替えて練習し始めてからは、みるみるうちにランキングを上げていき、現在の活躍へとつながるのです。
そんな謝淑薇も、現在32歳。
決して若いとは言えません。
フォームも、お世辞にも上手な打ち方とは言えません。
ボレーなんて、厚いグリップでラケットを持っています。
ですが、ラケット面でボールを捉える能力は抜群で、コンパクトなテイクバック、フォロースルーから打たれるフラット系のボールは、ストローク、ボレー、共に強く、それはそれは安定してベースライン深くビシビシ入ってきます。
次の3回戦の相手は第26シードのRadwanska(ラドワンスカ)ですが、それに勝つと、シャラポワとの対戦の可能性が高いです。
ちなみにシャラポワは、昔日本の草津でデビュー戦を戦い、見事に優勝しましたが、その大会はこれまたなんと、ビッグKが主催となって開催した大会だったのです!
そのシャラポワが、決勝で戦った相手こそ、この謝淑薇だったのです!
ぜひ皆さん、この謝淑薇(シェイ・スーウェイ)という名前をよく覚えておいてください。
そして、全豪オープンでの応援を、よろしくお願いします。
ジュニアの皆さん、テニスは打ち方も大切です。
より良いボールが打てるようになることは、勝つために重要だとは思います。
ですが、試合はフォームが重要ではありません!
どのように、自分の感覚で相手のボールを捉え、しっかりとコントロールされたボールを相手のコートに叩き込んでいくか、それがとても重要です。
いろんな選手のプレーを見ながら、自分のテニスに磨きをかけていってください。
頑張れ、スーウェイ!
頑張れ、ひまわり!
P.S.大坂なおみの応援も、よろしくお願いします!