カテゴリー別アーカイブ: ミニコラム

「遊びは本気で遊ぶから面白い」

「遊びは本気で遊ぶから面白い」

テニスはスポーツです。
そしてスポーツとは「遊び」とも言えます。

よくレッスン時に子供たちにこんな言葉を投げかけます。
「対戦型のテレビゲーム等で、適当にやっていたり、相手がやる気が無かったとしたら面白い?」
当然、面白くないはずです。

「面白さ」というものは「本気」の下で生まれます。

とはいえ、本気になるということは「口惜しさ」や「歯がゆさ」を感じることも多いです。
指導者はその「本気」の先にある「面白さ」や「楽しさ」を伝えられるかが最大の課題とも言えます。

また、「本気になった回数や時間」こそが人生の大きな財産になることが多いものです。だからこそ、「本気になった部活動」の時間を共有した友人は、長い付き合いになる傾向があります。
皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか?

古風な言い方ですが「大人の背中を見て子供は育つ」とも言います。大人が本気で遊び、一喜一憂する姿を見せることも指導の一部とも言えます。
大人が冷めていたら、子供たちも
「冷めていること=大人」
と勘違いしてしまいます。

大人がテニスで本気に遊ぶ姿を子ども達にもっと見せていきましょう!

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 11:20 | コメントをどうぞ

「昔と今の上達方法の違い」

「昔と今の上達方法の違い」

理論は年々進化し、様々な指導者が研究を重ねています。
最新の理論については少し置いておいて、根本的な上達の対する姿勢について考えてみましょう。

上達する為には何をしなければならないかというと、単純に練習です。
練習というものは、「伸ばしたい技術」や「補いたい技術」を修得する為に、「工夫」や「意識」をするものです。

その「工夫」や「意識」は、指導者からのアドバイスは勿論ですが、何より自分自身で探し出そうとすることが重要となります。
全ての練習時間に、指導者がマンツーマンでアドバイスすることは不可能であり、集団で練習をしたり、自主的に練習する時間のほうが圧倒的に長いのが通例です。

それはどんなに名コーチがついていたとしても、大部分の練習時間は自身に委ねられることであり、自分自身にアドバイスをするような習慣を身につければならないということです。
すなわち、いかに「探求心」を育てられるかが重要となります。

以前であれば、プロのプレーを見たければ、試合会場に足を運んだり、稀に放送される試合をビデオに録画し、再生と巻き戻しを繰り返したものです。
また、書籍や雑誌を手に入れて学ぶことも同様です。
それがインターネットの普及で、無料動画サイトで検索すれば手軽にプレーを研究できて、気の利いたスロー動画や練習風景まで閲覧することが可能になりました。
技術に関しても、少し調べれば様々な理論や練習方法まで掲載していたり、場合によっては質問にも答えてくれることもあります。
間違いなく、上達するツールは増え、探求心に対して応えられるような環境になりつつあるとも言えます。

勿論、インターネットに頼り過ぎることは肯定し難いですし、情報が溢れているだけに、取捨選択するような能力や適切な利用方法が必要になります。
また、「百聞は一見に如かず」や「指導者の生の声こその説得力」は、情報だけの机上の理論と大きな違いはあります。

ただ指導者のスタンスも、技術のアドバイスをするだけでなく、より「探求心」を育てることも大切になるとも言えます。
昔も今も変わりないことですが、指導者がいない時間のほうが長いだけに、その時間を有効活用し、効果的な練習をするような「自主性」と「探求心」は伝えていきたいですね。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 08:55 | コメントをどうぞ

変化に必要な「言う」「書く」「行う」

変化に必要な「言う」「書く」「行う」

これだけテニスが注目される中で、新年度を迎えるのは初めてといえるかもしれません。
部活動にしてみれば、硬式テニス部への新入部希望者にも影響を与える可能性があります。

●現在、硬式テニス部が存在する中学校であれば、部員の増加。
●現在、硬式テニス部が存在しない中学校であれば、創部のリクエスト。

今年、錦織選手の活躍やメディアでの露出が、中学校という舞台にどのような影響をもたらすかは、4月・5月になって蓋を開けてみないとわかりませんが、教職員や関係者の皆様の負担が増えることは間違いないとも言えます。
テニス業界からみれば、待ち望んでいた状況とはいえ、現場の心配は尽きない言えます。

一過性のブームとして終わってしまうか、継続した人気スポーツとしてのポジションを確立できるか、大切な年です。
逆にどんなに準備したとしても、様々な想定外の状況やイレギュラーが発生するかもしれませんが、柔軟な対応を期待します。

また、テニスを盛り上げたいと夢を持ち、語っていた方々の転換期です。

「言うは易く行うは難し」
確かに「行うは難し」ではあるものの、「言う」ことも大切です。様々な状況で、「テニスを盛り上げたい」という気持ちを言葉に出しましょう。

「言葉は言霊」
気持ちのこもった言葉には、人は引き寄せられることも多いです。場合によっては「言う=行う」にもなります。

今の時代、「言う」だけでなくブログやfacebookに多く方々が「書く」ことによって社会現象にもなります。
「中学校に硬式テニス部を増やしたい」という気持ちを多くの方々が、書くことは大きな変化を生む可能性があります。

「自分の一言くらいでは変わらない」と思うのでは無く、5分程度で書ける文でも構わないので書いてみませんか?
「あなたの一言でテニス業界が変わるかも!」

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 10:16 | コメントをどうぞ

「ひとりのヒーローの出現で業界が変わるか?」

「ひとりのヒーローの出現で業界が変わるか?」

各スポーツ業界においてカリスマ的なヒーローの出現は、常に期待されるものです。
日本でのメジャースポーツといわれる野球、サッカーであれば
【野球】イチロー、ダルビッシュ、田中将大・・・…
【サッカー】KAZU、中田英寿、本田圭祐、香川真司・・・
話題に尽きません。

今、テニスにおいても、松岡修造、クルム伊達公子、杉山愛と名だたる選手がいる中で、子供たちのヒーローとなりうる錦織圭選手が代表されるようになりました。
各業界、ヒーロー待望論があるものの、本当にヒーローの出現を機に業界に変革をもたらすことができるのでしょうか?

様々な状況や土壌、スポーツ性によって、結果は異なることは想像できるものの、テニス界にとっては今が大きな分岐点であることは間違いありません。
ヒーローはあくまで軸であり、その軸を中心に如何に広げて、太い軸を作ることが大きな課題と言えます。

元々はヒーロー待望論からはじまり、錦織選手というヒーローが現れれば、次に「第二の錦織選手」を期待する。
それらも大切であり、錦織選手に追随しようとする選手も注目されることによって、励みとなることは自然な流れです。
一方で、それだけで太い軸になるかというと、不安が残ります。

「プロスポーツはファンに支えられている」とよく言いますが、それは気持ちの面だけでなく、ファンの母数に比例してスポンサー数やサポート費等が変動することも現実です。
テニスにおいて考えれば、義務教育期間の中学校に硬式テニス部が不足していることは、ファンの母数を増やすことに大きく歯止めをかけているとも言えます。

子ども達の声援は必ず選手の後押しになります。
日本の全てのテニスプレーヤーに「中学生のファンが増やしたい」という気持ちを持って欲しいと願います。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 08:45 | コメントをどうぞ

「錦織選手に届いて欲しい」

「錦織選手に届いて欲しい」

スーパースターの発言力は社会に大きな影響力があることは周知の事実です。プロ選手であるだけに、試合を第一に活動を行って欲しいものの、母国である日本の中学校硬式テニス事情も知って欲しいと願っています。

もしかしたら錦織選手が…
「日本の中学校にもっと硬式テニス部が増えて欲しい」
と一言発言するだけで、大きな起爆剤となりえるかもしれません。

勿論、社会的に影響力のある方だからこそ、軽々に発言できないことも多く、言葉一つ一つ選びながらインタビュー等に対応されている思います。
しかし、仮にこの言葉を引き出すことができたなら、全国で奮闘されている関係者がその一言で大きく報われる瞬間とも言えるのではないでしょうか?

本会facebookに「いいね」して下さっている方々にはテニス関係者も多いです。
ぜひ、少しでも多くの方に中学校に硬式テニス部が不足している現状を伝え、いつの日か錦織選手にまで届くような声になってくれることを願っています。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 10:52 | コメントをどうぞ

「アドバイスには様々な種類がある」

「アドバイスには様々な種類がある」

アドバイスには
「即効性のあるもの」
「継続が必要なもの」…
「わずかな人にしか当てはまらないもの」
「大多数に当てはまるもの」
「意識した場所を矯正するもの」
「意識した場所とは別の場所が無意識に矯正されるもの」
等々

このように細分化すると様々な目的や意図に分かれます。
アドバイスを受ける側は自然と「即効性のあるもの」を期待してしまう傾向がありますが、受け入れ方には注意が必要です。
もちろん、指導者側もアドバイスの目的や意図を説明する配慮も大切になります。

これらを気を付けるだけでも、多くのアドバイスをある程度分類分けして整理することが出来るはずです。
コーチや指導者からのコメントだけでなく、雑誌や書籍の知識、プレー中に気付いたことも、自分に対するアドバイスとも言えます。
ノート等に書き記しながら整理することが理想ですが、そこまで畏まらずに何となく頭の中でイメージするだけでも、今の自分に必要なことが見えてきます。

日々進化する理論や溢れかえるアドバイスを整理できることもテニス技術のひとつです。
ぜひ、トライしてみてください!

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 17:31 | コメントをどうぞ

「いろんなアドバイスを消化する為には」

「いろんなアドバイスを消化する為には」

様々なコーチや指導者のアドバイスを受けると迷いの生じることがあります。そのアドバイスが正解不正解ではなく、それらを如何に消化していくかが問題です。

前提としてトッププロであっても自分にフィットしたアドバイスを選択することは困難だということを念頭に置いて下さい。…
真面目な方ほど、全てのアドバイスを理論的に理解しマスターしようとして消化不良を起こしてしまうことがあります。
どのスポーツにおいても取捨選択する能力は大切です。
また、アドバイスに対して柔軟に対応することも必要です。

極例ですが、慌ててテニスをしている姿を見て「落ち着いて」とアドバイスしたとします。
そして一年後、「急いで」とアドバイスすると、本人はアドバイスが右往左往していると感じてしまうかもしれませんが、コーチは基本的に「その時」に対してアドバイスすることが多いものです。
あくまで単純な例ですが、場合によっては、同じコーチであってもアドバイスが反転することもあるということです。

また、他のプレーヤーがアドバイスされている様子を見て、自分で実行してみると上手くいかないこともあります。
他のプレーヤーをみて勉強することも大切なものの、自分に最適なアドバイスかどうかは別の話です。
あくまでコーチが1対1でアドバイスしている時は、その対象独自の最適なコメントを探しています。
勿論チャレンジしてみることも良いですが、自分自身に当てはまるかどうかコーチに確認するほうが良いでしょう。

他にも、定期的に一緒にテニスをしているコーチとスポット的にアドバイスするコーチによっても方向性が異なることもあります。

このように、状況やタイミングによってアドバイスは異なり、現実的には全てを消化することは不可能とも言えます。
もちろん、コーチとしてはアドバイスを聞き入れて欲しいですが、縛られてほしいわけではありません。
良い意味での曖昧さと状況に応じた取捨選択はとても重要なポイントです。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 16:49 | コメントをどうぞ

「握手する習慣」

「握手する習慣」

サッカー日本代表の練習を観ていて、練習後、選手同士や練習を支えるサポート陣と握手する素敵な光景があります。
もしかしたら、偶然で通常の光景ではなのかもしれませんが、見習いたい行動だと思います。

テニスでは試合後、握手をする習慣がありますが、練習後にはあまり無い習慣でもあります。
本来、「握手」は、相手への感謝やリスペクト(尊敬)等、様々な意味合いがあります。

試合ではなくても、相手があっての練習なだけに、練習後、「感謝」や「また練習お願いします」の意味を込めた挨拶は非常に大切なことです。

規律のとれた部活動では、練習前後に必ず整列して挨拶する習慣がありますが、一方で、自主練の際には、流れ解散のようになる傾向があります。
あくまで自主練なだけにかしこまった挨拶では無くても、握手するような習慣は普及させたいと感じます。

本来、部活動は、技術を育てるだけでなく、コミュニケーション力や協調性も育てるものです。
身近な人にこそ、「感謝」を伝える習慣を身につけることは技術以上に大切なことです。
常日頃、顔を合わせている友人だからこそ、照れくさかったり、感謝を伝えたりすることが恥ずかしかったりすることもあると思いますが、勇気を出して手を差し出してみてはいかがでしょうか?

なかなか大人でも手を差し出すことに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、柔軟な学生時代だからこそ、自然と手を差し出せるような習慣を身に付けられると思います。
自然と手を差し出せるような習慣を身につけられたら、それはきっと世界中の人々とコミュニケーションを取れる能力を身に付けたことになるかもしれません♪

*基本的には握手は「右手」です。また下の者からや男性から女性に握手を求めるのはマナーに反するという意見もあるので、ご注意下さい。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 10:00 | コメントをどうぞ

「練習は復習よりも予習が大切」

「練習は復習よりも予習が大切」

決して復習することを否定するわけではありません。
勉強のように頭に記憶を定着させる為には、復習はとても大切なことです。
しかしながら、運動に関しては、身体に動きを定着させる為に反復練習を行う為、試合や練習後の反省会は大切なものの、それを練習に反映させる為には練習前の予習が必要となります。

授業後や早朝の練習の際に、漠然と練習を開始してしまうことは非常に勿体ないことです。
前回の練習時に反省したことがあるならば、まずそれらを思い出す必要があります。
仮に反省会を行っていないとしても、練習前に少し考える時間さえ設ければ、何を伸ばしたいや何を意識する等を整理して練習を行うことが出来ます。
最初は少し抵抗があるかもしれませんが、コートまでの道中や通学時間に当日の個人的な練習テーマを考えるような習慣化されることが理想です。

個人的な主観ではありますが、比較的復習を重んじる傾向があるように感じます。
練習後に、先輩や指導者がアドバイスや反省会をする光景を目にする一方で、練習前は自然と練習を始めることも多いです。
人の意識は曖昧なもので、前日のアドバイスや新たにチャレンジしようと思っていることでも翌日には薄れていることも多いものです。
したがって、練習する直前にもう一度思い出せるかどうかが、効率的な練習を行う「鍵」とも言えます。

これは練習直前に復習するとも言えます。
少し勉強になぞらえて「予習」「復習」という言葉を使いましたが、言葉の表現としては不適切かもしれません。
根本は何を意識するかを整理することが大切ということです。

方法としては色々あり、練習後に目標や反省点等をメモして、次回の練習直前に必ず読み返してから始めるのも良いでしょう。
徐々に各ショットを具体的に意識する準備をするようになれば、充実した練習の第一歩です。

些細なことかもしれませんが、参考にしてみて下さい。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 17:20 | コメントをどうぞ

「スポーツのサイクルと親子の関係性」

「スポーツのサイクルと親子の関係性」
~親自身が楽しむ姿を~

子供が行うスポーツには、両親が例え経験が無くても徐々に興味を持つようになります。
もちろん、その逆もしかりで、両親が楽しむにスポーツに子供が興味を持つことも当然あります。

当たり前ですが、家族や知人がしているスポーツには、大きな影響力があり、楽しいスポーツであれば、自然とおススメしたくなることもあります。

中学生くらいの年代のお子様をお持ちの親御様は、経済的にも負担の強いられる時期でもあり、働き盛りな年代とも言えます。
なかなかレクリエーション等の余暇に時間を費やせないことも少なくないです。
お子様に運動系の部活を薦めるにあたっても、過去の自分自身の運動部経験を引き合いに出すことも多いのではないでしょうか?
確かに、自身の経験を伝えることも大切ですが、感受性豊かなお子様は「今」の親を見つめています。

どんなにスポーツの素晴らしさを説いたとしても、当の親自身が「今」そのスポーツによって幸福感を感じていなければなかなか伝わらないものです。
スポーツを楽しむ姿や、学生時代の友人達とコミュニケーションを取るような親の姿を見て、子供たちは将来の自分とダブらせることもあるはずです。
古い考え方かもしれませんが、「子供は親の背中を見て育つ」
だからこそ、スポーツを通じて人生を楽しむ姿を見せてあげて欲しいと思います。

子供が育って少し手を離れるようになってから、自分の趣味やスポーツを再開しようと考えられている方も多いです。
たしかに、現実的には難しいことも多いかもしれませんが、わずかな時間でも、自分自身のためにスポーツを楽しむ機会を設けてみてはいかがでしょうか?

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 09:13 | コメントをどうぞ