セレシュとレンドルの屈辱

ウィンブルドン選手権で一度も優勝していない意外な選手に、女子シングルスのモニカ・セレシュ(ユーゴ・米)がいます。彼女は1990年から1993年にかけて、全豪3連覇(91-93)、全仏3連覇(90-92)、全米2連覇(91-92)と絶頂期にありましたが、その期間、ウィンブルドンには1992年に唯一決勝進出したものの絶対女王グラフに敗れ、年間グランドスラムの栄光のタイトルをも逃しています。

テニスの世界ランキング1位連続在位「157週」の記録を持つ、チェコのイワン・レンドルですが、実はウィンブルドン選手権での優勝は一度もなく(2度決勝進出)、全豪2勝、全米3勝、全仏3勝していますがグランドスラム達成はしていません。

テニスの戦法に改革をもたらしたビョルン・ボルグのトップスピンですが、同時に彼の使用していたDONNAYのラケットもその必殺技を生み出す武器として一躍注目を集め、Wilsonと人気を二分するほどになりました。またシューズのディアドラも一気に名前を知られ、Filaのウェアはテニスを知らない人まで切るようになり一世を風靡しています。

伊達公子は1996年に絶頂期で現役を引退、その12年後に37歳で現役復帰して9年間プレーし国際大会で優勝、グランドスラムで勝ち星を挙げるなど驚異的な復活後の活躍をしていますが、最初の引退後も腹横筋を鍛えるピラティスを続けていたおかげで、復活の支えとなったと語っています。


カテゴリー: テニスプレーヤーの記録 | 投稿者tennislove15 11:20 | コメントをどうぞ

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