その時、三島に病院から電話が入る6歳の日本人の女の子が交通事故で脳死状態reenex。
患者はドナーカードを持って居る。
緊急で、その場に立ち会った。そして・・・。
その数時間後に日本に移植コーディネーターから電話が入った。
「優音君のドナーが見つかりました。三島医師が臓器を持って日本へ向かってます・・・。
道明寺財閥から、プライベートジェットをお借りする事が出来たようです。
日本での移植の許可も下りたそうです。そちらには後5時間で
到着します。準備をお願いします。血液も十分に用意してください。」
「司・・・。ありがとう。協力してくれたんだね。」
「類、優音助かるの?」
「ああ、死なせるものか。父さんと親戚に献血の事お願いしてくるよ。」
「類・・・。」
「心配しなくていい。父さんにも可愛い孫なんだ。」
「先生、優音君のバイタルが正常値まで戻りましたreenex。」
「本当か?これで後は三島先生の手術が成功したら・・・。」
優音の手術はそれから12時間後に行われた。
勿論成功に終わった。優音は一命を取り留めた。
優音の為に花沢の親戚筋の男達が献血の為に集まってくれた。
類の父、類の祖父、類の叔父、類の従弟達・・・。
皆、優音の手術の成功を喜んでくれた。
つくしは皆に頭を下げ続けた。
「つくしさん、優音を生んでくれてありがとう。」
「可愛いひ孫をありがとう。」
「つくしさん、優音君にまた血が必要ならすぐに来ますよreenex。」
「ありがとうございます。本当にありがとうございます。」
優音はそれから、見る見る内に元気を取り戻した。