全仏Semi-Final、大死闘。前日では、N.ジョコビッチの楽勝かと思われた。
そこから、粘る粘る、A.マレー。確かに強くなった。
僕の感じでは今年のベストマッチ。特に第3セット、翌日からの試合は最高。
両者に勝たせたかった。
N.ジョコビッチ 二日間の接戦を制する
データ分析で試合の流れを解説。
試合の展開予想
N.ジョコビッチが語った。
「二日間の試合、コートコンディショニングが微妙に変わった。
前日はコートが速かったが、翌日はスローになった。
その微妙なずれで、A.マレーが調子を戻した。
長い試合だったから、太陽の位置も変わったしね。
いずれにしても、A.マレーは諦めないファイターだ。尊敬に値する」と。
一方のA.マレー。「2セットダウンから、順延になって気持ちを切り替える事が出来た。
イイ感じでのバックのショットが読めたしね。
ミスしたのは5セット目の最初のサービスゲーム、少しルーズな気分で試合に入ってしまった。
そこからのバックのボールが本当に、正確に深く来た。
出るにも前に出れなかった。」
試合中、ポイントが終わることに肩で息をする、A.マレー、ポーズなのかもしれないが、
一方のN.ジョコビッチ、集中力のある眼で、息の乱れも見せていない。
各セットごとのデータと、どちらがセットを取ったかで検証したい。
データから見える試合の内容
1:1stサ-ビスの確率 結論、 余り関係ががない。
確率が良くて、取れたセットは、第2セットのたったの一回。
ただしこれは、1stサ-ビスのポイント獲得率が高いトッププレーヤーだから言える事。
一般プレーヤーには、1stサ-ビスを入れる これは重要だ。
2:サービスのポイント獲得率
明らかに1stサ-ビスのポイント獲得率がセットを左右している。
2ndサービスは、次の要因だ。
安定性のある選手は、1stサ-ビスのポイント獲得率が悪いと、
2ndサービスでしっかりフォローできる。
3:ウィナーとアンフォーストエラーの関係
ウィナーは派手。格好いい。
しかしデータからは、アンフォーストエラーの少なさがセットを取る要因とはっきり出た。
もう少し深く掘り下げると、ウィナーとアンフォーストエラーのバランス。
ウィナーからアンフォーストエラーを引いた、安定指数で相手よりも上回っている事。
できたらプラスの数字が良い。
必勝アイデア、凡ミスを減らせ。
少し前のN.ジョコビッチ、A.マレー戦から
5:ネットアプローチ
N.ジョコビッチが凄い思うのは、プレーの積極性。
自分から展開を作る。
ネットプレーにも積極的に出る。サーブ&ボレーも出す。
相手への意外生もあるだろうけれど、明らかに、相手へのプレッシャーとなる。
リターンする立場として、ステイしてくれていれば、リターンにプレッシャーは少ない。
でもサーブ&ボレーに出ると仮定したら、沈める、ショートクロス、ダウンザライン、
リターンのコースを考えなくてはいけない。
この考える要素がミスにつながる。
その点、第4セット、A.マレーはネットプレーを交えて、ポイントを重ねた。
ネットプレーには流れを引き寄せる、変える力がある。
第1、第4セット、A.マレーは一度もネットプレーに出なかった。この差は大きい。
今年の全仏のファイナルは、N.ジョコビッチ対S.バブリンカ。
これも面白い。
★☆★ クレーコート シーズン ★☆★
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