錦織 試合を分けた痛恨のダブルフォールト J.W.ツォンガ戦 パリ2016

錦織 ATPファイナル前に勝っておきたかった、マスターズ
 錦織圭、順調に勝率を上げているがATPファイナルを前に、今年は1勝。
 マスターズの優勝で花を添えたいところ。
 錦織圭の試合前の意気込みは強かった。

 強豪がひしめく、パリマスターズ。S.バブリンカが敗れた。
 N.ジョコビッチ、A.マレーは順当に勝ち上がる。

 J.W.ツォンガはATPファイナルに向けて優勝を狙う。
 二人の戦歴。 
 二人のモチベーション、大きい方が勝った。
 J.W.ツォンガには地元ならではの声援が大きかった。
 特に第1セット簡単に落としてからの、挽回劇は、応援し甲斐がある。
 この試合を見ていて、改めて、心の強さが、勝負を支配すると感じた。
 第3セット、タイブレーク、見事に攻め切った、J.W.ツォンガに拍手せざるを得ない。
 
錦織圭、J.W.ツォンガ戦
J.W.ツォンガ◎ 0-6,6-3,7-6(3)  ×錦織圭Jwtsokeiscoreparis

錦織圭の敗因は
 試合の数字的な内容は互角。後で述べるが。
1:守りに入ったこと
 第2セットに入って、守りに入ったこと。仕掛けが遅くなった。
2:第3セット、気持ちが押された。メンタル.タフネスだ
 前の試合でも、同じような展開負けたことがある。
 2015全仏。この時も観客の声援が大きかった。
 しかしそれはプロ、自分との戦いになる。
3:ダブルフォールトの重要さ
 ダブルフォールトは、3セットで6本。169ポイントのほんの数パーセント。
 しかし大事な場面で出た。
 これも特にサービスには、心が大きな作用をするからだ。
 J.W.ツォンガが微妙なタイミングを図った。これも作戦。
 相手のサービスを自由に打たせない。
 直前のバーゼル ファイナルもダブルフォールトの幕切れだった。M.シリッチ戦
 
 このM.シリッチ、パリで。ゴファンを振り切り、ATPファイナル出場へ。
 モチベーションが高い。

メンタル.タフネス4つの次元
心はトレーニング出来ます。
 表でMt4demension

 エネルギー
 の高さ
 上下

 やる気が
 左右

 右上がベスト

 大体が
 左上か、右下

 これを
どう持って行くか、それは自分の心が決める。
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 大きな喜びを表現する、J.W.ツォンガ。
 錦織圭はいつもガッツポーズも控えめ。 これは文化、個人の自由。
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しかし錦織が残念なのは、ミスをすると、表情,態度であらわにする事。
 これは相手を心理的に有利にするだけだと思う。
 まあ、錦織圭自身、試合に入り込んでいるから、仕方がないことかもしれないけれど。

 J.W.ツォンガは負け越しているので、より攻撃的に。
 サービス力、持ち前のフォアハンドに加えて、バックハンドも打って来た。

第3セット錦織圭のサービスゲームで痛恨のダブルフォールト2連続。
 1stサ-ビスのポイント獲得率でゲームが動く。
 その前のきっかけがJ.W.ツォンガのネットイン。
アンラッキーだが、N.ジョコビッチ、A.マレーなら拾いに懸命に走っていたハズ。
 ポイントは失っても、それが相手へのプレッシャーとなるから。
 少し前から、錦織圭の集中力が切れていた。

第1セット 快調 アンフォーストエラーはたったの3個

第2セット 先にブレークされ、そのままブレークチャンス無しに押し切られる。
 この詰めの甘さが、第3セットへのもつれの原因となった。

第3セット 錦織が先にブレークの5-4
 40-30  J.W.ツォンガのネットイン、これが運命を変えた。
 40-40 錦織圭ダブルフォールト、 
 アドバンテージ J.W.ツォンガ
 観客の大声で、錦織圭はサービスを止め時間をとる。
 J.W.ツォンガはさらに時間をとる。
 錦織圭痛恨の3連続、ダブルフォールト。

 2本のマッチポイントをしのがれる。
 錦織圭の自滅。でもまあ、J.W.ツォンガのフォアハンドの強打が凄かった。
 錦織圭は完全に守勢一方。第1セットとまるで逆の展開。

そしてタイブレーク、錦織圭はミニブレークを犯し、万事休す。
 J.W.ツォンガの流れを止める事は出来なかった。
 データ的には、勝っていた。
 試合に勝って、勝負に負けた。
 実はこれ、その逆が錦織圭の得意技だったんですけれど。
 

負けは負け、松岡修造の言葉ではないが、反省はするけれど、後悔はしない

野村監督の言葉、負けに不思議の負けなし
 

ATPファイナルに向けて大きな試練。11月13日~20日

 集中力の立て直し方。
 イライラをどう解消するか。
 テニスは心.技.体のバランス、そして感情が心を乱すことを確認して欲しい。
 表情は心を語る。  

 見本にしたいのが、R.フェデラー  

 フェデラーがラケットを折った時期もある。

 最悪がキリオス  

解決策は、良い時を思い出す事
 USオープン、S.バブリンカ戦 

 試合のスタッツ
 サービス、リターンとほぼ互角。
 重要な場面でのダブルフォールト、
 J.W.ツォンガが少ないチャンスをしっかり活かしきった。

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カテゴリー: ATP, スコア, ストローク, データ分析, マスターズ, メンタルタフネス, 敗因, 錦織圭 | タグ: , , , , , , | 投稿者tsukky 10:11 | コメントは受け付けていません。