ビリージーン・キングさんと久々に会いました。
私が初めて世界のツアーを回り始めたころ、彼女がWTA(女子プロテニス協会)の会長で、WTAの会議ではいつも議長をしていて、英語の怪しい私にも、よく意見を求めてくれました。
私のアメリカの母親、グラディス・ヘルドマンが女子プロを立ち上げた親分(?)だったので、私を会議に入れておくとグラディスにその連絡が行くからです。
彼女は女子の賞金額を男子と同じにするために戦ってくれた人です。勿論、私達他の女子プロも一緒に戦ったわけですが、いつも矢面に立ってくれたのは名前のあるビリージーンでした。
今の若い選手たちが、そのことをわかっているかな?男女の賞金が同じで当たり前と思っている選手は多いでしょうが、そこに激しく厳しい戦いがあったことを、わかっているのかな、と思います。