こんな美しい日に、また母の頭にファーストサーブを当ててしまいました。
この前はお尻に当てて、頭とか内臓の裏側でなくてよかったと言いましたが、今度は頭です。
もう生きているのが嫌になります。
勝っても負けても良いダブルスなのに、つい勝ちたくなって、母の上を通そうと思ったのですが、あまりに暑くて集中力がなくなっていたのだと思います。
しかも、終了の合図の音が鳴る前の最後のポイントです。
サーブを打たなければよかった。
何という情け無いプロ選手でしょう。
母は、「ママでよかったわよ。他の人だったら大変よ。」と言ってくれますが、帰りの車の中で吐き気がすると母が言った時は慌てました。
鞭打ち症になったりしては、大変です。
以前、テニスをしない方に、「あなたね、親切ぶってお母様をテニスに連れて行って、お母様を殺すつもり?」と言われたことがあります。
まさにその通り。こんな暑い日にテニスコートに立たせて、しかも後ろから思いっきりサーブを、よりにもよって頭に当てるなんて。
これからは、少し考えなくてはなりません。
今は、大変お世話になった山口寿一さんを偲ぶ会があり、大阪へ向かっています。佐藤直子