人は一生のうちに
何度 魂を揺さぶられるんだろう・・・
限られた人生の中で
人は何度 恋をするんだろうか・・・
2006年の初夏
出会いは突然にやってきた
それまでの私はスポーツにうとく
ごく普通の平凡な生活を送っていた
つけっぱなしにしていたテレビ
流れていたのは初めてみる
テニスという競技だった
全く知らないルールのなか
一人の青年に心を奪われた
その青年は どんなボールにも喰らいつき
がむしゃらに戦っていた
一球一球に魂をこめて必死に戦っていた・・・
長髪が風に揺れて胸が苦しくなった
一目惚れなんて
他の人がするものだと思っていた
ウィンブルドンという名の大会で
テニスの四大大会の1つだと知った
華麗にプレーする対戦相手が
絶対的王者 ロジャー・フェデラーだということも
後から知った・・・
右へ左へ良く走り
懸命に戦っている その姿に
涙が出そうになった・・・
ラファエル・ナダルという名前を
はじめて知った瞬間だった・・・
負けたときは涙がたくさん出て 止まらなかった
その日から ナダルのどんな些細なことでも
いいから知りたくてパソコンはフル稼働になった
知れば知るほど夢中になっていく自分がいた
あんなに激しいプレーをする選手が
プライベートでは素朴で
「家でのんびり過ごすのが好きだよ。」
と 答えていた
優勝したときのセレモニーでは
「ファンのみなさん、サポートをありがとう。」
と 必ず言っていた
誰に対してもスマートなその人柄に
何度も胸を打たれた・・・
出会いは偶然ではなく必然的だ
好きな言葉の1つ・・・
もしも あのときナダルに出会ってなければ
人生は大きく変わっていただろう・・・
いよいよ今日から パリが始まる
あのころと変わらぬ思いのなか
ナダルの可能性を信じてみたい・・・
VAMOS!! RAFA!!