こんにちは
先週またまた更新をさぼった村田です
それでもやはり継続は力なりです
頑張るぞ
〜振りやすさを決める“隠れたバランス”〜
ラケットを選ぶとき、重さ(重量)やバランスを気にする方は多いですよね。
しかし、実際の打ちやすさや振り心地を決めるもう一つの大事な要素があります
それが 「スイングウェイト(Swing Weight)」 です
■ スイングウェイトとは?
スイングウェイトとは、ラケットをスイングしたときに感じる「振り重さ」を表す数値のことです
専門的には“慣性モーメント”と呼ばれ、グリップを支点にしたときの回転のしやすさを示します。
・数値が大きいほど:ヘッドが重く感じる。パワーが出やすいが、振るのに力が必要。
・数値が小さいほど:軽く振りやすい。スイングスピードを上げやすいが、打球が軽くなりやすい。
静止時の重さとは違い、実際にスイングしたときの体感の重さがスイングウェイトです
■ スイングウェイトの目安
スイングウェイトは「kg・cm²」で表されます。
一般的な目安
タイプ スイングウェイト 特徴
軽め 〜280 振り抜きやすく、コントロール重視
標準 280〜290 バランスが良く、一般プレーヤー向け
重め 290〜 パワー重視。体力とスイングスピードが必要
■ コーチのアドバイス①:「ラケットの重さ=振りやすさ」ではない
よくあるのが、
「軽いラケットの方が楽そうだから」
と考えて選んでしまうケースです
実は、軽くてもトップが重いラケットはスイングウェイトが高く、
思ったより“振り重く”感じることがあります。
逆に、少し重くてもバランスが手元寄り(トップライト)なら、
意外とスイングが軽く感じることもあります。
大切なのは「数字上の重さ」よりも、スイングしたときの感覚。
試打の際は、ぜひ実際に振ってみて「振り抜きやすいか」をチェックしましょう
■ コーチのアドバイス②:「スイングタイプ別おすすめ傾向」
プレースタイルや体格によって、適したスイングウェイトは異なります。
プレースタイル おすすめの傾向
初心者・女性・ジュニア 軽め(〜280)で操作性重視。フォーム習得に◎
一般中級者 標準(280〜290)で安定性とパワーのバランスを
上級者・男性・ストローカー 重め(290〜)でパワー重視。打ち負けにくい
特にジュニアや女性プレーヤーは、
スイングスピードが上がってきたタイミングで、
少しだけスイングウェイトを上げると、打球に「伸び」が出やすくなります
■ スイングウェイトを意識すると、テニスが変わる
ラケットを選ぶとき、重さやデザインだけでなく、
「振りやすさ」=スイングウェイトも意識してみてください
数値や感覚を理解して選ぶだけで、
・フォアの安定感が増す
・サーブのスピードが上がる
・長時間のプレーでも疲れにくくなる
といった効果を実感できるはずです
【まとめ】
・スイングウェイト=スイング時の“振り重み”を表す数値
・数値が大きいほどパワー重視、小さいほど操作性重視
・平均は280〜290前後。自分の体力とスタイルに合わせて調整
・試打で「振り抜きやすさ」を必ずチェック
「重いラケットが良い」「軽い方が振りやすい」
という単純な話ではありません。
ラケットと自分のスイングの“バランス”が取れてこそ、本当の打ちやすさにつながります
当スクールでも、スイングや体力に合わせたラケット相談を受け付けています。
気になる方はぜひコーチに声をかけてくださいね












