6月19日、ドイツ、ハレで行われているゲリー・ウェバー・オープンの準々決勝が行われ、錦織圭は2メートル3センチの長身のヤノビッチ(51位、ポーランド)のビッグサーブに苦しめられらが、6-4,5-7,6-3で勝利、昨年に続き4強になった。
準決勝はイタリア、45位のセピと対戦するしたが、1-4となったところで、ヤノビッチ戦で痛めたふくらはぎが痛み、残念ながら棄権した。
「準決勝でリタイアという残念な結果になってしまいましたが、芝のコートで3試合行えたことと、内容もとてもいい3試合だったので収穫ありです。
怪我の方も徐々に良くなってますし大丈夫と思います。
ヤノビッチ戦、3セット目ぐらいにふくらはぎを痛めその試合はなんとか勝てましたが次の日の朝起きた時には痛みが増していて普通に歩くことさえできない状態でした。
久しぶりの痛みだったのでショックですがハレではいい調整ができたと思って来週頑張ります。」
錦織圭ブログより
フェデラー通算86回目の優勝!!
<<決勝>>
〇1)R.Federer(SUI) 76(1) 64 ●A.Seppi(ITA)
フェデラーの決勝での成績は86勝44敗。33歳のフェデラー、30歳になってからは13回も優勝している。
<<準決勝>>
〇1)R.Federer(SUI) 76(3) 76(4) ●8)I.Karlovic(CRO)
〇A.Seppi(ITA) 4-1ret. ●2)錦織圭
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
ドイツ時間(時差-7時間)
€1,696,645Gerry Weber Open
<<錦織圭準々決勝詳細>>
〇2)錦織圭 64 57 63 ●J.Janowicz(POL)
第1セット
錦織には4回ブレーク・チャンス(ヤノビッチは1回もなく0)があったら生かせず、お互いにキープが続き5-4。
4-5、ヤノビッチのサーブ、ダブルフォルトで30-30、
錦織はヤノビッチのドロップ・ショットに反応し、前に出てボレー、次のショットのコースを読みきり、バックボレーで決めた!
5回目のブレーク・ポイント、すなわちセットポイントだ!
ラリー戦が続くこと21回、22回目ヤノビッチのバックはスイートスポットを外れフレームショット気味に、
ボールは抑えがきらずに大きくワイドに!
錦織が第1セットを6-4で取る。
競り合いは50分かかっていた。
第2セット
3ゲーム、
デュース後、ドロップ・ショットを決められ錦織は初めてサーブを落とす。(錦織1-2)
第6ゲーム、
で0-40とブレーク・バックのチャンスがあったがヤノビッチがかろうじてキープ。
第10ゲーム、
30-40とブレーク・チャンスがあったが、ここ一番で強烈なサーブを決められデュース、
ヤノビッチのドロップショットを拾い、錦織はきれいにスマッシュを決め、遂にブレークバック、5-5とする。
ところが、第11ゲーム、錦織のサーブ、
4度目のデュース、リターンエースでブレークポイントを掴まれ、
続けてきわどいショットを決められ、またブレークを許す。
第12ゲーム、40-30、ヤノビッチのセットポイント、
錦織のリターンに対しフォアハンドショットをコーナーに決められた!
ファイナル・セット
第2ゲーム、
錦織はドロップショット返し、続いてボレーを決めブレークポイントを掴む。
ラリー戦で左右と幅広く揺さぶり先にブレークに成功する。
もうこの試合は2時間が過ぎた!
ところが、すぐにブレーク・バックされる。
第4ゲーム、ヤノビッチはショットが乱れ、ラブで落とす。(錦織3-1)
5-3、錦織のサービング・フォ・ザ・マッチ、
錦織はサービスエースで40-15とマッチポイント!
最後は錦織が第2サーブを厳しいコースに、ヤノビッチはリターンをミス!
錦織が苦戦しながらも4強になった!
<<準々決勝>>
〇1)R.Federer(SUI) 60 76(1) ●F.Mayer(GER)
〇8)I.Karlovic(CRO) 75 67(8) 63●3)T.Berdych(CZE)
〇A.Seppi(ITA) 61 1-0ret.(right hip)●4)G.Monfils(FRA)
〇2)錦織圭 64 57 63 ●J.Janowicz(POL)
<<2回戦>>
〇2)錦織圭 75 61 ●D.BROWN(GER)
<<1回戦>>
〇2)錦織圭 76(4) 75 ●D.THIEM(AUT)
シングルスドロー
<<ダブルス1回戦>>
〇R.LINDSTEDT(SWE)/J.MELZER(AUT) 63 64 ●錦織圭/S.JOHNSON(USA)
ダブルスドロー
伊藤竜馬予選決勝ラウンドまで進出したが
シングルス予選ドロー
6月29日からはいよいよウィンブルドン!
写真 佐藤ひろし/TennisJapan