8月4日、ワシントンDC、アメリカ。
左ふくらはぎの怪我で2回戦を棄権したウィンブルドン以来、約1ヶ月ぶりの錦織圭の復帰戦がワシントンDCでのシティー・オープンで行われた。
錦織は第2にシードされ、1回戦はなく、2回戦が初戦、95位のダックワースと対戦、
6-7(8),6-1,6-4と苦戦を強いられたが約2時間半の激戦の末に逆転勝ち、3回戦進出を決めた。
3回戦では35位で第16シード、アルゼンチンのメイヤーと124位、スロベニアのロラの勝者と対戦する。
試合日程が雨なので遅れているので、3回戦は現地の木曜日になるだろう。
錦織圭初戦の様子
<<2回戦>>
〇2)錦織圭 6-7(8) 6-1 6-4 ●Duckworth(AUS)
第1セット、ブレーク合戦になるが、5-3と一時リードする錦織。
ダックワースは95位、23歳、しぶといプレーヤーだ。
ダックワースのお婆ちゃんは1955年のオーストラリアン・オープン単複のチャンピオンと言う。
テニスを知っていてうまい。
錦織、5-4、サービング・フォ・ザ・セットを迎えるが、
30-40をダブルフォルトで落とす。
タイブレーク、最初のポイント、23回続くラリー戦を錦織が取る。
3-0と優位に進めるものの、ダブルフォルトが絡み、ミニ・ブレーク・バックされる。
15回のラリー、錦織のバックはワイド、4-6と先にセットポイントを握られる。
2度のセットポイントをしのぎ、6-6とする。
3度目のセットポイントもしのぎ、逆に錦織が8-7とセットポイントを握る。
さすが錦織圭!
ところが、8-9、と4度目のセットポイントを握られた。
錦織サーブ、前に詰めるダックワースはこの4度目のセットポイントをものにして第1セットを取る。
先に錦織がチャンスを握っていたのに、セットを取られた! ヤバイ!
第2セット、疲れが出たか?ダックワース、
気合を入れ要所をしめる錦織は2ブレークで4-0、そしてキープし5-0とする。
1ゲーム許しただけでしっかりと第2セットを取り返す。
ファイナル・セットに入る
1-1、ダックワースはダブルフォルトでサービスゲームを落とす。
2-1、ここで締めたいところだが、15-40と錦織はピンチに!
2度のデュースの末にキープ、3-1とする。
3-5、ダックワースのサーブでマッチポイントが2度あったが、すんなりとは取れない。
1ヶ月ぶりの実戦のためにバタバタしたら、続くサーブをキープし、2時間19分の激戦の末に勝利した。
「簡単ではなかったが、まずは勝つ事が大切。」と錦織。
今週の錦織圭出場の大会データー
大会正式名:citi open®
ATPツアー500:ATPワシントンDC
賞金総額:$1,753,020(約2億円)
優勝賞金:$343,000(約4千万円)
1回戦出場者:$5,770(約70万円)
錦織の場合2回戦からなので、$9,910(約125万円は確保)
大会会場:Rock Creek Park Tennis Center
期間:08/03 – 08/09/2015
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
現地時刻(時差-13時間)
<<3回戦>>
2)錦織圭 vs 16)L.MAYER(ARG)orB.ROLA(SLO)
<<2回戦>>
〇2)錦織圭 67(8) 61 64 ●Duckworth(AUS)
〇13)S.Querrey(USA) 63 57 64 ●添田豪
<<1回戦>>
〇添田豪 62 61 ●Q)D.King(BAR)
〇A.Zverev(GER) 76(1) 63 ●Q)西岡良仁
本戦ドローPDF版
本戦ドローネット版
19歳西岡良仁強敵ジネプリー、ドディック破り予選突破!
予選ドロー
錦織圭この大会後は
10日からカナダ、
17日からシンシナティーと3週連続で続き、1週間空いて、
8月31日からは今年最後のグランドスラム大会、USオープンだ。
写真 佐藤ひろし/TennisJapan