8月6日、ワシントンDC、アメリカ。
錦織圭がシティー・オープンで8強になった。
ウィンブルドン以来約1ヶ月ぶりにツアー復帰の錦織、初戦である2回戦は久しぶりの実戦で苦戦したが3回戦は第16シード、アルゼンチンのメイヤーを6-4,6-4のストレートで破り準々決勝進出を決めた。
準々決勝は第7シードのロペス(スペイン)を6-3,6-4で破ったグロス(オーストラリア)と対戦する。
第1シードのマレーが初戦で敗れる波乱があったために、錦織の優勝の可能性も高まった。しかし日程的にはこれから毎日試合が続くハードスケデュールだ。
錦織圭8強を決めた試合詳細
<<3回戦>>
〇2)錦織圭 6-4 6-4 ●16)L.メイヤー(ARG)
メイヤーは1987年5月生まれの28歳、
1989年生まれの錦織が世界のジュニア大会でプレーし始めた時、メイヤーは単複共に強く、ジュニアランキングでは世界2位の強い選手だった。
2-2となったところで、中断。
クレーだったら問題ない雨だが、ライン上の雨粒がコートを滑りやすくしている。
約5分中断、選手はその間コート上で待機。
3-3、ドロップ・ショットなど決めて0-30とする。
ここでメイヤーはダブルフォルト!0-40
30-40、ラリー戦に勝ち、錦織が先にブレークに成功!4-3とする。
ここでまた雨が!
両者共に集中しずらい状況だ。
また5分ぐらい中断したが、
錦織はしっかりとキープし5-3とする。
錦織5-4、サービング・フォ・ザ・セットの時にまた中断、コート上に待機と言う状態が続く。
3度目の中断は9分間と長かった。
錦織は40-30とセットポイントを握る。
Tへサービス・エース!
集中しずらい中、しっかりと第1セットを取った!
第2セット
4-4と錦織はキープ、この第2セットは自分のサーブで1ポイントしか許していない。
第9ゲーム、
メイヤーはチャンスボールのフォアをミスして0-40とブレーク・ポイント。
30-40、メイヤーはサーブ&ボレーを試みる、
ボレーをクロスに打てば決まりそうなイージーボールをネット!
自滅してくれて、錦織はブレークに成功する。
5-4、錦織のサービング・フォ・ザ・マッチ、
まずはサービス・エース!
初めてのダブルフォルトで15-15、
Tへサービス・エース級30-15、
バックへ伸びのあるサーブで40-15、
マッチポイント、メイヤーのフォアのリターンはネット!
6-4,6-4で8強だ!
今週の錦織圭出場の大会データー
大会正式名:citi open®
ATPツアー500:ATPワシントンDC
賞金総額:$1,753,020(約2億円)
優勝賞金:$343,000(約4千万円)
1回戦出場者:$5,770(約70万円)
錦織の場合2回戦からなので、$9,910(約125万円は確保)
大会会場:Rock Creek Park Tennis Center
期間:08/03 – 08/09/2015
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
現地時刻(時差-13時間)
<<準々決勝>>
8)J.Isner(USA) vs R.Berankis(LTU)
15)J.Sock(USA) vs S.Johnson(USA)
3)M.Cilic(CRO) vs A.Zverev(GER)
2)錦織圭 vs S.Groth(AUS)
<<3回戦>>
〇R.Berankis(LTU) 75 64 ●T.Gabashvili(RUS)
〇8)J.Isner(USA) 64 76(6) ●12)V.Pospisil(CAN)
〇15)J.Sock(USA) 67(4) 76(5) 64 ●4)R.Gasquet(FRA)
〇S.Johnson(USA) 63 16 63 ●6)G.Dimitrov(BUL)
〇A.Zverev(GER) 26 62 64 ●A.Dolgopolov(UKR)
〇3)M.Cilic(CRO) 76(2) 76(3) ●13)S.Querrey(USA)
〇S.Groth(AUS) 63 64 ●7)F.Lopez(ESP)
〇2)錦織圭 64 64 ●16)L.MAYER(ARG)
<<2回戦>>
〇2)錦織圭 67(8) 61 64 ●Duckworth(AUS)
〇T.Gabashvili(RUS) 64 46 76(4) ●1)A.Murray (GBR)
〇13)S.Querrey(USA) 63 57 64 ●添田豪
<<1回戦>>
〇添田豪 62 61 ●Q)D.King(BAR)
〇A.Zverev(GER) 76(1) 63 ●Q)西岡良仁
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19歳西岡良仁強敵ジネプリー、ドディック破り予選突破!
予選ドロー
錦織圭この大会後は
10日からカナダ、
17日からシンシナティーと3週連続で続き、1週間空いて、
8月31日からは今年最後のグランドスラム大会、USオープンだ。
写真 佐藤ひろし/TennisJapan