日別アーカイブ: 2016年4月2日

錦織圭 初マスターズ王手 決勝ジョコビッチと

4月1日(金)、アメリカ、フロリダ州で行われているマイアミオープン
準決勝が行われ、錦織圭は第24シード、豪州のキリオスを6-3,7-5で破り、まだ一度も取っていないマスターズ1000、初優勝に王手をかけた。

-2016.31.mar.miamiopen.Q.F.-Hs-23375 (2)

前日の準々決勝モンフィス戦では5つのマッチポイントを逃れ、2時間29分の激闘を戦い抜いた。
「(連日の試合と激戦の疲れで)ぼーっとしていたけど、その中でもいい試合ができた」と。
第1セットは2ブレーク、わずか29分、6-3で取る。

第2セットは先にブレークし、3-0となるゲームポイントもあったが、そこを落とすと一転互角の展開に。

第12ゲーム、タイブレークになると思われたが、デュース後、2つ目のマッチポイント、どちらに転んでもおかしくない展開でボレーを決めて勝利した。
「6-5のゲームでしっかり取れて良かった」。

決勝では今最強のプレーヤー、NO.1のジョコビッチと対戦する。
錦織対ジョコビッチの対戦成績は錦織の2勝6敗

「(ジョコビッチに対しては今までの戦いかたでなく)何かを少し変えなくてはいけないと思う。」

「明日の練習前にしっかり相談して、何をするか、明確にして練習しなくてはいけない。
一日あくのは凄く助かる。気持ち的にも体力的にも」

「無理をしすぎても2セット続かないと思うし、ある程度自分のテニスをしないといけないと思う。
その中でたぶん、凄い長いラリーになるのも考えながらプレーしていくと思う。
良いテニスができているので、今日みたいな感じで、そんなに焦らず、チャンスを見極めて打っていければ・・・・」と錦織。

期待の決勝は4月3日(日)の13時、日本時間では4日(月)の早朝2時からだ。

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

錦織圭出場の大会データー
大会正式名:Miami Open男女共催大会
ATP Tour 1000:ATPTour1000 Miami
賞金総額:$7,037,595(約7.5億円)
優勝賞金:$1,028,300(約1.2億円)1000ポイント
準優勝:$501,815(約6千万円)600ポイント
4強:$251,500(約3千万円)360ポイント
8強:$128,215(約千4百万円)180ポイント
4回戦:$67,590(7百万円)90ポイント
3回戦:$36,170(4百万円)45ポイント
2回戦:$19,530(2百万円)25ポイント
1回戦:$11,970(百万円)10ポイント
大会会場:The Tennis Center at Crandon Park
期間:3/24-4/03 2016
現地時刻(時差-13時間)

<<決勝>>
6)錦織圭 vs 1)N.Djokovic(SRB)

<<準決勝>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 76(5) 64 ●15)D.Goffin(BEL)
〇6)錦織圭 63 75 ●24)N.Kyrgios(AUS)

<<準々決勝>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 63 63 ●7)T.Berdych(CZE)
〇15)D.Goffin(BEL) 36 62 61 ●18)G.Simon(FRA)
12)M.Raonic(CAN) vs 24)N.Kyrgios(AUS)
〇6)錦織圭 46 63 76(3) ●16)G.Monfils(FRA)

<<4回戦>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 63 64 ●14)D.Thiem(AUT)
〇7)T.Berdych(CZE) 64 36 75 ●10)R.Gasquet(FRA)
〇15)D.Goffin(BEL) 75 63 ●L)H.Zeballos(ARG)
〇18)G.Simon(FRA) 60 61 ●L.Pouille(FRA)

〇12)M.Raonic(CAN) 60 63 ●D.Dzumhur(BIH)
〇24)N.Kyrgios(AUS) 76(3) 63 ●An.Kuznetsov(RUS)
〇6)錦織圭 62 64 ●17)BAUTISTA AGUT(ESP)
〇16)G.Monfils(FRA) 67(5) 63 63 ●26)G.Dimitrov(BUL)

マレー、ソンガ、フェレールなど敗れる!
<<3回戦>>

〇6)錦織圭 62 62 ●A.DOLGOPOLOV(UKR)
〇26)G.Dimitrov(BUL) 671 64 63 ●2)A.Murray(GBR)
〇17)Bautista Agut(ESP) 26 63 76(3) ●9)J.Tsonga(FRA)
〇L.Pouille(FRA) 67(1) 76(4) 75 ●8)D.Ferrer(ESP)
14)D.THIEM(AUT) 62 62 ●Q)西岡良仁

ナダル、ワウリンカ初戦で敗れた!
<<2回戦>>

〇6)錦織圭 62 76(4) ●Q)Pierre-Hugues Herbert(FRA)
〇Q)西岡良仁 64 64 ●21)F.LOPEZ(ESP)
〇Kuznetsov(RUS) 64 63 ●4)S.Wawrinka(SUI)
〇D.Dzumhur(BIH) 26 64 3-0ret. ●5)R.Nadal(ESP)
〇16)G.MONFILS(FRA) 63 62 ●Q)伊藤竜馬

西岡良仁、伊藤竜馬マスターズシリーズ初1回戦勝利
<<1回戦>>

〇Q)西岡良仁 63 64 ●L)J.DONALDSON(USA)
〇Q)伊藤竜馬 76(3) 62 ●N.MAHUT(FRA)
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西岡良仁 伊藤竜馬 見事予選突破!
予選ドロー

大坂なおみシード破り32強
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(記事塚越 亘 photo/HiroshiSato 協力内田暁、錦織清志)

カテゴリー: 錦織圭 | 投稿者塚越亘 11:30 | コメントをどうぞ

5つのマッチポイントを逃れ逆転勝利詳細

錦織圭さすが勝負師!凄い!
-2016.31.mar.miamiopen.Q.F.-Hs-21851
<<準々決勝>>
〇6)錦織圭 4-6 6-3 7-6(3) ●16)G.モンフィス(FRA)

オープンング・ゲームをブレークされる。

20回のラリー戦、錦織のドロップ・ショット、そしてロブが惜しくもロングなどで、
モンフィスキープ、2-0

錦織は第4ゲーム、ラブでブレーク・バック、2-2

しかしダブルフォルトで錦織は落とす。2-3

モンフィスは深いボールを送り、
フィジカルを生かしたサーブやセンスあるパッシング・ショットなでポイントを取る。

モンフィス、5-4、40-30のセットポイントはサービス・エース
モンフィスが取る

第2セット

第4ゲームをブレーク、3-1

5-3、ラリー戦を制し、錦織が取り返す。

ファイナル・セット

第3ゲーム、モンフィスのサーブ、15-40とブレーク・チャンス
フォアの逆クロスで攻め勝ち2-1とブレークする。

錦織4-3のサーブ、
10回のラリー戦、フォアをワイド、30-40
ブレーク・ポイントを握られるがデュースに、

デュース、モンフィスのバックはオン、2度目のブレーク・ポイント
モンフィスは1球ごとに声を出し、ブレーク・バック 4-4

モンフィスは気合を入れ素晴らしいプレーを連発40-0だったがデュースに。

ここでモンフィスがTへサービス・エース!
どうにかモンフィスがキープした。モンフィス5-4

両者凄い!バトルが続く。

4-5、錦織のサーブ、
13回のラリーで攻めるが、13回目のショット選択、ドロップ・ショットをネット!0-15
セカンド・サーブはネットに跳ねられ、なんとここでダブルフォルト!痛い!0-30!
5回目のフォア、深いボールに押され、錦織はクロスをワイドにアウト、
0-40とマッチポイントを握られた!

プレッシャーがかかり、3つの弱気なプレーが出てしまったのか?
カーリング女子決勝戦、日本対スイス、
日本の最後のスキッパーは真ん中に入れれば2ポイント入り1点差で勝てる最後の投球だったが、
信じられないぐらいオーバーし外してしまった。

気持ちが大きく占める勝負の怖さ。

絶体絶命のピンチ!

モンフィス、バックのリターンをネット、15-40
セカンド・サーブ、モンフィスの勝負をかけた高いリターンはロング、30-40
セカンド・サーブ、6回のラリー、モンフィスのバックはネット!

しのいだ!
錦織、デュースに持ち込む。

修造サーブからバックでクロスに決め、アドバンテージ・サーバー
どちらに転ぶかわからない展開、錦織はバックを深くワイドでまたデュース

モンフィスのクロスのチョップリターンが返ってきた、
それを錦織はクロスにワイドしてしまい、
またまたピンチ、4度目のマッチポイントだ!

このピンチを錦織は積極的にフォアで攻めネットにつめる、
良く打ち抜かれたボールは深く決まった!

3度目のデュース、アドバンテージ錦織、
モンフィスはセカンド・サーブのリターンでバックのダウン・ザ・ラインを決め、またデュース

4度目のデュースの末にキープした。
なんと4つのマッチポイントをセーブして。

モンフィスはほとんど疲れ切っている様子を見せるがキープする。

錦織のサーブ、5-6、両者共に凄い執念でボールを追う。
凡プレー、イージミスがなく2度目のデュースに、

深く攻める錦織だが、9回目のラリーをロングしてしまい
5度目のマッチポイントを握られる

5度目のマッチポイント(最初のマッチポイントから18分20秒後とモニターに出る)
サーブの次にフォアのドロップ・ショットを放つ、
それを追うモンフィスはクロスに打つ、
それを錦織は手をいっぱい伸ばしフォアのボレーでオープンに決めた!
危ないポイントだったが、マッチポイントをまたまた逃れた。

3度目のデュースでも決まらない。
4度目のデュースの末にキープした。
このゲームだけで約8分36秒かかった。

タイブレーク

ドロップ・ショットからパスをロングでモンフィスが先に落とし、3-1

錦織もバックのダウン・ザ・ラインをワイドにし、ミニ・ブレーク・バックされる4-3

錦織のドロップ・ショットをモンフィスがドロップ・ショット返ししたがネット、錦織5-3とリード
13回続いたラリー戦、モンフィスのフォアがロング、
錦織が6-3とマッチポイントを掴んだ

ファースト・サーブからフォアのクロスをオープンに決め、7-3。
錦織が絶体絶命のピンチから勝った!!!!

カテゴリー: 錦織圭 | 投稿者塚越亘 05:19 | コメントをどうぞ