9月17日(土)、デ杯 ワールドグループ。
残留がかかるデビスカップワールドグループ・プレーオフ、日本対ウクライナ戦が大阪の靱テニスセンターで行われ、初日2勝、王手をかけた日本はダブルスで錦織圭/杉田祐一組がスミルノフ/スタホフスキーを6-3,6-0,6-3破り3勝目を上げワールドグループ残留を決めた。
「4人全員で勝ち取った勝利。
日本チームとして得たものが大きかった。」と錦織。
と錦織は言うが。語弊があるかもしれないが、
錦織圭の覚悟が日本を来年もデ杯でワールドグループで戦えるようにしたと思う。
初日のシングルス出場ではなく、2日目のダブルスからの出場を決めた錦織。
最終日、NO.1同志の戦いをも覚悟しての決断だったことだろう。
その仮説は0-2と最悪になった場合でも、
ダブルスでまずは勝ち、
最終日、NO.1としてのシングルでも勝って2勝、
2-2で最後はNO.2の西岡良仁にかけると言うものだ。
ところが、嬉しい誤算、なんと若手の活躍で日本は初日2勝をあげる。
錦織はダブルスではツアー優勝こそないが、準優勝をしている。
しかし杉田はツアーではほとんどダブルス経験がない。
「尋常じゃなく緊張しました。
錦織(の2日目のダブルスに賭ける真剣さ)に影響され死ぬ気で戦った。」と杉田。
そもそもストロークの良い二人のペアーは最初こそちぐはくだったが、
リターンゲームでは軟式テニスのように、どちらも下がったポジションから、ストローク力で相手にプレッシャーをかける。
第1セットではなんと6度のダブルフォルトを誘発した。
相乗効果を途中から発揮し相手を圧倒、ストレート勝ち、日本に勝利をもたらした。
9月16日
〇ダニエル太郎 76(4) 76(2) 61 ●S.STAKHOVSKY
〇西岡良仁 64 57 64 75 ●I.MARCHENKO
9月17日 ダブルス
〇錦織圭/杉田祐一 63 60 63 ●SMIRNOV/STAKHOVSKY
9月18日 シングルス
〇ダニエル太郎 36 75 61 ●A.SMIRNOV
〇西岡良仁 62 62 ●D.KALENICHENKO
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(記事塚越亘 photo N.Koinuma/TennisJapan)