ヒーローがテニスをやり始めたのが47年前、大学2年の時、
当時はパソコンもないし、スローモーションビデオもないし
コマ送りの写真も無い、テレビでテニスも放映しない、
なので唯一、出来るのは人コピー
時々テニス普及に来てくれるプロの選手や
メーカーから派遣されたコーチ達から学ぶ、
フォームとかは教えてくれるけど、フットワークは
真似しても何かが違う、プロはどう動いて
自分は、どう動いているんだろうって思い
いろんなプロの靴の裏を見せて貰った
比べてみた結果、自分のシューズの減る場所と全然違う
どうしたら修正出来るか?靴底の減りを待つと時間がかかる
そこでシューズのソールに、ハードコートの色と同じ
緑色のマジックを塗りその、色の消え具合をチェックした
良い試合が出来た時は、踵の中心から
親指の下の肉球当たりに向って、消え
特に肉球あたりが、真っ白になる
フットワークが悪かったな~と思った試合は
踵の中心より、外側から、親指の肉球に向うって解った、
自分の場合、基本的に、重心は親指の肉球辺りなのだ
所が、教える側になって、この事を教えたら
直ぐに、理解し、上手になる人と
逆に前よりも、下手になる人も出てきた
オカシイな~、なんでかな~?って思い
昔、自分がした様に、マジックで色を塗り、練習し
靴底を見てみると、踵あたりが中心に消えていて、
悪いと思ってたフットワークが何時も通りの普通に打てる
消えた所を、塗り直し、今度は、親指の下辺りに
重心を置いて、打たせると、
身体バランスがバラバラになり、軸が崩れる
この時初めて、人に寄って違うんだな~って解った
バランスの置き方によって、フォームも変ってくる
フットワークにしてもフォームにしても
人によって、幾つものあう形があるんだよね
それにハードコート、クレーコート、人工芝コートでも違う
それを理解して教えるって事は常に、新しい情報、
知識を学んで無いと、適切な指導が出来ない、
日頃から、人間を観察し他のスポーツ、音楽、医学、
文化に目を向け学ぶ、その中から適切なアドバイスをする
所が、勉強熱心な生徒は、他人のアドバイスまで
「なるほど、ふんふん」って聞いている
こんな人は知識はふえるけど、上手にはならない
その人に合った怪我や故障の無いフォームやフットワーク
これを作り上げきれるコーチになりたいと思うし
今の所、最高の形であって、学べば学ぶほど、
形の多様性も変ってくる
但し、伝える時は「解り易い言葉でシンプルにだね!」