2003年5月、小禄のヒーローコートで、練習後に
3軒隣の東江商店で、アイスを食べるのが日課だった
商店のお婆ちゃんに、この近くで安くて良いアパート無いかね?
って聞いてみた!
婆ちゃんは、じゃ~うちの2階に引っ越しておいで~
敷金もいらないよ~、家賃もあんたが決めて~だって
なんじゃ?これって、ビックリする条件で越してきた
ほんとに助かったよ
それに、お惣菜が売れ残ると、毎回持ってくる
巻き寿司やイナリ、コロッケや鶏肉
もしかして家賃の額より多いかも?ってぐらい
そして、2009年9月、婆ちゃんから呼び止められて
「じつわさ~、息子が内地から帰ってくるんだよね~」って
「そう、良かったね、うちもテニスコートも、引っ越したし
2階から、移らんといけんね~」
「悪いね~、その代り、見つけるまで家賃はいいよ!」
って事になり、物件探し
それにしても、ありがた過ぎるよね!
ヒーローは、お金儲けは上手じゃないけど
皆に助けられて、活かして貰ってるんだと思う
豊見城城址公園内にあるコート用の土地が借りられた
そこにコートを作った後に電気が引けない事が分かった、
地主さんは、それなら電気が引けるまで無料で使って
いいよ~って言った、それでは申し訳ないと思い
固定資産税の料金だけでもって持って行ったが
受け取ってくれなかった、
電気は無いけど、土日や夏休みなど明るい時は
何時間でも使えるコートが2面出来た、
この近くに借りられそうな一軒家は無いかな?って
バイクで走り探していると、素晴らしい家を発見した、
なんとデカい6LDK、ちょっと夫婦2人では大きすぎる
でも、いい感じなんだよね!
帰ろうとした時、隣の家から女性が出て来て
「あらっ!ヒーローさん、借りるの」って声掛けられた
なんと、昔の教え子だったのでビックリした
家賃っていくらですかって聞いたら、8万5千円でいいよ
うちは夫婦2人だから、大きすぎるかな、考えておきます
って別れた
2ヶ月後、豊見城のコートに向かってバイクで走っていると
後ろから大きな車が追いかけてるような感じがした
コートに着くと、車が横にとまり、「ヒーローさん!」って
豊見城6LDKの大家さんだった、
いろんな人が借りに来たけど、あなたの顔が浮かんできて
何度も断ったよ、「あなた、いくらなら借りる?」って
こんなに一生懸命に借りてって言うのを断ると罰が当たる
妥協点を見つけて、7万円で敷金権利金なしで借りて、
コートが軌道に乗ったら正常な金額でお願いしますってなった
それから12年、この家で暮らしています、
2階建てでベランダも広く、半分はミニコートを作った、
全国から多くの人が泊りに来たり、合宿や居候したり
有効活用出来ています
ヒーローはいつも、みんなに生かされてる気がします
ありがとうございます。