ミスターTです。
今回は、ラフィノさんのfukky’sインプレのヘッド担当の人(種さん)が、尾崎里紗選手、穂積絵莉選手との対談の模様から出てきた「男子っぽい打球」についてわたくしなりの視点で紹介します。
男子のテニスでいうと、大きく分けるとサーブで相手を崩して3球目で仕留める「サーブ&ボレー」タイプ(ビッグサーバーと呼ばれる選手が代表例です)と、ラリーの中でスピンを使って相手を揺さぶっていく「ストローカー」タイプ(ナダル選手が典型的なストローカータイプです)の二つですが、フェデラー選手のように何でもこなせる「オールラウンダー」と呼ばれる選手もいます。
現代テニスでは、サーブで崩して3球目で仕留めるよりも、ラリーで相手を揺さぶっていくやり方が主流になっています。そのために、ラケットにスピン性能が求められるようになってきたのが、ここしばらくの流れになっています。
では、「男子っぽい打球」とは何を指すのかというと、高く跳ねるトップスピンの打球を指すのではないかと思います。スピンの中でも、バウンドの後で伸びるスライスの打球とバウンド後に高く跳ねるトップスピンの打球とに分けられます。特にトップスピンは、ナダル選手を始め、多くの選手が相手を崩してボレー、スマッシュで仕留めるために使っています。ですが、女子の選手になると話は別で、特にジュニア層(中学生、高校生)ではなかなかトップスピンの習得は難しいように(その動画を見ていて)思います。
つまり、女子の選手にとって(男子でもスピンが苦手な選手も)、トップスピンの習得は大きなアドバンテージとなる、そしてそのトップスピンの習得に着目したのがヘッドのラケットであるということだそうです。
わたくしもスピンは苦手で、特にトップスピンをかけるスイングが至難の技なだけに、今回の対談の模様はとても良かったと思います。そして、ためになったな、と思います。皆様も、この対談を通じて今までのやり方からトップスピンを始めとする現代テニスにシフトするきっかけになるのではないのでしょうか?
ミスターTでした