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PART39 再出発の誓い

ミスターTです。

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イソップ)そうか。チェンも大変だったね。
大博士)ああ。腹違いとはいえ、かけがえのない兄貴を失ってもうて、ワシはショックで一週間も寝込んでしもたんや。
イソップが大博士を慰めていました。その時。
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?)お、磯村じゃないですか!それにチェンさん。こんなところで何しているのですか?
イソップの友人でしょうか。誰か来たようです。
イソップ)君は、アントンこと猪木寛一(いのきかんいち)じゃないか!
大博士)お、猪木じゃないか!
どうやら大博士もアントンのことを知っていたようです。
大博士)確か、イソップの同期で部活もイソップと同じラグビー部で、でも大学はラグビー部のないとこ行ったんとちゃうんやないか?
アントン)そう。一応ラグビー部のある大学からオファーはあったよ。ただ、中学高校とラグビーやってきて、大学は別の種目やりたいな、って。そもそもそこに入る脳みそなかったし。
イソップ)本当に巡り合わせなんだよね。ラグビーで大学からオファーなんて大変だよ。僕は受験してやっと体育大学に入れたんだから。
大博士)確か、H大学からオファーもらえたんやろ?
アントン)違うよ。確か、N大学とS大学、あと関西のR大学からもオファー来たけど、ラグビーだけじゃな、と思ってA大学を受験したんだ。
思い出話が尽きないようですが、アントンの表情は硬いままです。
大博士)おいアントン、なんか暗ないか?
アントン)チェンさん、磯村、よく聞いてほしい。
何やらアントンは話があるようです。
アントン)よく聞いてくれ。実は、見てしまったんだ。チェンさんの兄貴が倒された瞬間を。
大博士)そうか。で、誰がワシの兄貴をやったんや。
アントン)そいつは髪の毛が青緑色で、確か語尾が”〜ルン”という人だ。そういえば、その人は髪の毛の他に何かぶら下がっていたらしい。
イソップ)もしかして、愛と正義のうちの一人では?
アントン)ああ。他にも一味はいたようだ。ただ、現場で見た愛と正義の一味はせいぜい5人くらいだろうか?
大博士)ウソやろ。愛と正義は全部で60人のはずやろ?
アントン)チェンさん。愛と正義は1チーム数人で動いている。幅広い範囲で愛と正義による犠牲者がいるということは、必ず愛と正義には元締めがいるんだ。
大博士)元締め…何や、奴らは元締めの指揮で動いているんかい。
イソップ)うーむ、仮に元締めがいると仮定すれば、そこを潰すのが早道のような…
アントン)ただ、なかなか元締めが誰なのかわからないんだ。でも、これを見て(写真を取り出す)。
大博士)うーむ、こりゃ元締めがいる風には見えんな。
イソップ)元締めがいないとなると、あるチームに感化された模倣犯の可能性もあります。
大博士)ここにきてワケわからなくなってしもたな。

果たして愛と正義には元締めがいるのかいないのか?事態は混沌としています。

ミスターTでした

カテゴリー: 『特攻野郎Dチーム』〜世界征服への道〜 | 投稿者ミスターT 17:26 | コメントは受け付けていません。