ミスターTです。
今日は、訳あって年が明けてから行けていなかった渋谷に行きました。
今日のお題は、『プレステージは難しい』という定説に斬り込んでいこうというものです。
そもそもプレステージは、今年で発売開始から35年を迎えるラケットで、ヘッドではトップモデルとして扱われています。
しかし、ヘッドのラケット、特にプレステージは難しいという定説があるのも事実です。それを裏付けているのは、プレステージは飛ばない・硬いという意見で、ピュアドライブなどの黄金スペックが出てきてからは特に顕著になってしまった訳です。
さて、プレステージですが、今回シャフト部・フレーム12時・3時・9時方向に搭載されているグラフィン・タッチ、フレーム5時・7時方向に搭載されているスパイラルファイバーに加え、今回新たにヨーク部にオーセチックという新素材を加えて作られたものだそうです。
今回新たに発売されたプレステージですが、打ってみて果たして違っているのかどうかみてみるために、旧作(G360+)と新作を打ち比べてみることにしたのが今日渋谷に行った目的です。
今回選んだスペックは、フェイス95・フレーム厚22mm・フレーム平均重量315g・バランス平均315mm・CPI300というG360+プレステージ・プロ(旧作)とプレステージ・ツアー(新作)という全く同じモデルでオーセチックの有無しか差のない2本です。
先述したプレステージは難しいという定説をうむ理由として、打感の硬さがあります。そんな中、あえてプレステージの中で一番フェイスが小さいCPI300の物を選ぶのはわたくしとしても…でしたが、試打したところ興味深い結果になったのです。
まず旧作は、いくらグラフィン・タッチやスパイラルファイバーが入っていても真ん中を外すと打感は硬いし飛距離は出ないという感じでした。続いて新作を打ってみて、やはりヨーク部のオーセチックが良い仕事をしているのか、よほどの大外れがない限り旧作より打感は柔らかい印象で、それが飛距離のアシスト感も旧作よりあるという感想になったと思います。
ただ、一つ残念だったのは、ナイロンモノストリングが50Pというセッティングがどうもわたくしの腕前・体力的にハードな感じがありました。もし自分がプレステージを買って使うなら、ナイロンマルチストリングを40P台前半で張ると思います。
結論、プレステージは世間の評価ほど難しいものじゃない。
ミスターTでした