こんばんは
内藤です
いやー、凄い雨でしたね
豪雨でした
まだまだ暑い日が続いていますからね・・
皆さんも気を付けて下さいね
晴れてる日は帽子を忘れないようにしましょう
って、そんな奴いないか・・
アウトドアでテニスしようってのに
帽子を忘れるだなんて・・
先週のとある晴れた日
「あっちぃー・・今世紀で一番暑いんちゃうか・・」
午前9時の時点で30度に達した飛田給
30分後のレッスンを控え、何とか現実逃避をしようとする私
「そうですね 陽射しが凄いですね」
1年の平均気温が8度という本州最北端
青森県で生まれ育った北川
少しでも太陽に近づきたい・・
そんな思いで伸び伸び育った北川
私よりも身長が高い
他の人よりも多くの紫外線を浴びることになる北川は
上京して以来、帽子を欠かしたことはなかった
「これはあかん・・たぶん融けるわ俺・・」
(融けたらいいのに)
「一日頑張りましょうね」
「んっ?あれっ?何か心の声漏れなかった?」
「えっ・・?そんなことないですよ」
戦場へ向かう準備を整える二人
「あー!!ないー!!忘れたー!!」
果てしない大空と広い大地のその中で
伸び伸び育った北川の声はクラブハウス中に響いた
「何?どうしたん? まさか帽子・・?」
「あー、ない・・ほんまにないし・・えー!何でなん!?」
冷静と情熱の間で不安定になった北川は
完全に自分を見失っていた
「えー、本当やばいんですけど・・」
この世に解決出来ないことなんて・・
結構ある・・
しかし、これは大丈夫
会社の、テニスコーチとしての、そして人生の先輩として
私は問題解決の幾つかの案を北川に提示した
「傘は・・?日傘とかないん?」
「あ、あります」
「それで大丈夫やん」
「はい、日傘差しながらラリーして・・・って何でやねん!」
やはりまだ冷静さを取り戻せない北川
「今のはマイケルね あ、冗談ね」
「はぁ・・はい」
「帽子ね・・俺は一つしかないし・・」(これ貸したら俺がやばいしな・・)
「はい・・」(どうせお前のは借りねぇよ)
「んっ?北川さん?」
「あ、いえ・・」
「そうや!これがあるやん!」
「うわー!確かに!これならしっかり頭を守ってくれますもんね!」
「サーブを後ろから当てられても大丈夫! っておいっ!」
いよいよもって崩壊し始める北川
レッスン開始まで10分
焦る北川
ひらめく内藤
「あれっ?これは?」
「あー、ほんとだー!女子って寒がりだから真夏でもあえてのニットですね」
「って、おかしいちゃうんかいっ!ええ加減にせいよっ!」
もはや先輩後輩の垣根を超えることに成功した北川
そのままタイムアップ・・
レッスン開始
すると・・救世主が
見かねたK田さんが・・
「コーチ、どうぞ!」
キャップにバイザーにハットにバンダナまで
帽子屋かお前!っていうほどのラインナップ
無事にバイザーを借りた北川
K田さんによって救われていました
それにしてもK田さん・・
何であんな帽子持ち歩いてるんやろか・・
良かったな北川コーチ
これも何とかしてあげようと動いてくれた
私とK田さんのおかげやね
・・・
えっ?
何か?
忘れる方が悪いんですよそんなもん
ほんまにこれでも被ってやりゃよかったのに
「はーい、皆さん 今日は私の頭を的にしてもいいですよー 弾き返しちゃいますからー」的な・・・
あかん、あかん
これ以上調子乗ってたら怒られるな・・
めっちゃサーブ速いからな北川コーチ
さてと
ちゃんとヘルメット被って帰ろうーっと
へばね~