こんにちは。
連日、平昌での冬季オリンピックで盛り上がっていますね。
自分も、日々様々な競技を見て、盛り上がっています。
そんな中、ある競技を見て、とても感動してしまいました。
それは、今話題のスピードスケート女子500メートルです。
小平奈緒が金メダルを獲得した後、銀メダルに終わった韓国の代表、李相花(イ・サンファ)とのお互いの健闘を称え合う姿に、思わず感動してしまったのです。
過去2大会、オリンピックを連破していた李ですが、ここ2年程、小平の前に常に後塵を拝していました。
実力的には差がありながらも、李は母国開催のオリンピックで五輪三連覇するために、頑張ってきたのだと思います。
小平も、ワールドカップなど国内外の500mレースで24連勝中でしたが、オリンピックでは今大会1000mで銀メダルを獲得するまで、個人ではメダルすらありませんでした。
悲願だったに違いありません。
そんな2人の激突は、本当に手に汗を握る戦いでした。
銀メダルに終わって泣き崩れる李を、小平は温かく包み込むように抱きしめるのですが・・、
その前に、実はこんなことがあったのです。
李の前滑走だった小平は、36秒94と、低地での自己ベストをたたき出すのですが、そのあとにとった行動が、本当に感動するのです。
その直後に滑走する李のために、小平の記録を見て沸く観客に対して、口に人差し指を当てて、静かにするように観客に対して促したのです。
正々堂々、同じ条件で勝負して勝利したい、そのために、李には集中して競技に臨んでほしい、きっとそう思ったのです。
これこそが、真のスポーツマンシップだと思いませんか!
本当に勝ちたいオリンピックの舞台で、果たしてそれができるでしょうか?
本当に素晴らしい光景だったと思います。
ジュニアの皆さん、試合に出たらもちろん勝ちたいでしょう。
勝つために、全力を尽くしてください。
ですが、勝てれば何をしてもいいわけではありません。
相手のことを敬った上で、正々堂々その上をいけばいいのです。
負けたら、いろいろなことを理由にせずに、勝った相手を称えましょう。
勝ったら、負けた相手の気持ちを理解して、負けた相手の健闘を称えてください。
強い相手がいるからこそ、その上にいこうとして努力できます。
ぜひ、周りの選手をリスペクトすることを忘れないようにしましょう。
小平と李は、とても仲良しだと聞いています。
ですが、お互いに競技の中では、ライバルとして尊敬しつつ、その上にいこうと努力していると思います。
その結果として、今回の出来事がおこったのだと思います。
オリンピックもあと残りわずか、まだまだ感動の名場面が見られるに違いありません。
ぜひ、いろいろな競技に注目しましょう。