選手権はずっと大人気であってほしいかな

第95回全国高校サッカー選手権大会。
青森山田が前橋育英を5-0で破って初優勝。
青森山田初優勝だったんだなあ。
ずっと強豪のイメージだったからちょっと意外な気もしたよ。

「選手権」は、おそらく甲子園に次いで、高校スポーツで人気のある大会だろうと思う。
毎年テレビで大々的に放送されるし、
予選は各県のテレビ局で流されてるのを見ることもある。

ただ今の日本高校年代で最高峰の大会は「U-18プレミアリーグ」で、
本来であれば最高峰が最も注目されるべきという考え方もあると思う。
でもプレミアはどうしてもJリーグのユースチームが強い。
今年は青森山田がEASTリーグもチャンピオンシップも優勝して日本一になったから絶対的というわけではないけれど、全体的に見るとどうしてもね。

だけど選手権は、予選まで含めると、毎年全国4100以上の高校が参加している。
つまり見方を変えれば日本は全国に4100以上の「U-18クラブチーム」があるわけで、
これは世界的にも珍しいことみたいだ。
このアドバンテージを活かさない手はないし、ましてや殺すべきではない。

近くにJクラブがない選手だと選択肢はないけど、
Jも高校もどちらも選べる状況ながら高校サッカーを選択する選手もよくいて、
その理由が「選手権に出たいから」というのもとてもよく聞く。
このあたりはいろんな考え方もあるだろうけど、
「他のスポーツではなくサッカーを選ぶ理由」の一つとしても強力だし、
Jに行きたいけど近くにないという選手にとっての大きなモチベーションにもなってくれる。
だけどプレミアが選手権より注目されるようになると、
選手権の魅力が目減りし、せっかくのアドバンテージを殺してしまう可能性もある。
その意味では今までどおり、
選手権が日本で最も注目される高校サッカーの大会である方が、
総体的に見ると日本サッカーにとっていいのかもしれない。

もっともこの意見は異論もあるだろうなあ。
選手権ファンの人はもちろん、
ぼく自身、プレミアでがんばってる選手たちのことを考えたりすれば、
絶対的に押せる気持ちでもないし(苦笑い)。

ただ、今は高校サッカーも、
選手を獲得するために守ってカウンター一辺倒のチームも少なくなって
(前橋育英や佐野日大はやむにやまれぬ理由で選択した戦術のようだし)、
各校の「色」を前面に出してきているみたいだ。
これから先、高校サッカーはさらに変わってくるだろうし、
実力でJユースより上にいくようになるかもしれない。
そうなったらなったでJの方も黙っていないだろう。
なにもJvs高校の図式を作る必要もないけど、
どうしてもそうなってしまう傾向はあるらしい。
だけどそれも、不要な確執で互いが憎悪しあって険悪な関係になるのでなければ、
悪い話ではないかもしれない。
競い合う相手がいるのは悪いことではないし、他にも町クラブという存在もある。

なんにせよ、ぼくらは切磋琢磨して、
すばらしい選手がたくさん出てくれればそれが一番うれしいからね(笑)。
無責任ではあるけれど、存分に応援させてもらおう(笑)。


カテゴリー: 未分類 | 投稿者komachin08 16:42 | コメントをどうぞ

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